大橋容一郎
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大橋 容一郎(おおはし よういちろう、1952年 - )は、日本の哲学者。上智大学文学部哲学科名誉教授。専門は、イマヌエル・カントおよび新カント派。
略歴
[編集]上智大学文学部哲学科卒業。1978年、上智大学大学院哲学研究科修士課程修了。上智大学名誉教授ルートヴィヒ・アルムブルスターに師事した。学生時代は上智大学グリークラブ学生指揮者就任。
上智大学文学部哲学科教授。上智大学文学部学部長(2009年4月-2011年3月、2011年4月-2013年3月)。
著作
[編集]編著
[編集]- (中島義道、石川文康共編)『現代カント研究〈1〉――超越論哲学とはなにか』理想社、1989年/晃洋書房、1996年
- (牧野英二、中島義道共編)『カント――現代思想としての批判哲学』情況出版、1994年
- (有福孝岳、石川文康、黒崎政男、福谷茂、坂部恵、中島義道、牧野英二共編)『カント事典』弘文堂、1997年/〔縮刷版〕弘文堂、2014年
- (坂部恵、加藤泰史、ゲアハルト・シェーンリッヒ共編)『カント・現代の論争に生きる〔上・下〕』理想社、1998年
- (長倉誠一、加藤泰史共編)『現代カント研究〈7〉――超越論的批判の理論』晃洋書房、1999年
翻訳
[編集]- (山脇直司、朝広謙次郎共訳)ローベルト・シュペーマン、ラインハルト・レーヴ『進化論の基盤を問う――目的論の歴史と復権』東海大学出版会、1987年
- (松山壽一共訳)イマヌエル・カント『カント全集〈1〉―前批判期論集(1)』岩波書店、2000年
- (阿部典子、田村一郎、湯浅正彦ほか共訳)フィヒテ『フィヒテ全集〈1〉――初期宗教論・啓示批判』晢書房、2011年
- (木村恵子、栗原隆、阿部ふく子、岸貴介、三重野清顕共訳)フィヒテ『フィヒテ全集〈10〉――哲学評論・哲学的書簡』晢書房、2015年
- カント『道徳形而上学の基礎づけ』岩波文庫、2024年