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大河ドラマが生まれた日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大河ドラマ > 大河ドラマが生まれた日
テレビ70年記念ドラマ
大河ドラマが生まれた日
ジャンル テレビドラマ
脚本 金子茂樹
演出 一色隆司NHK EP
出演者 生田斗真
阿部サダヲ
松本穂香
倉科カナ
矢本悠馬
松尾諭
林泰文
仁村紗和
中田クルミ
中村七之助
ともさかりえ
三宅弘城
永島敏行
イッセー尾形
伊東四朗
中井貴一
音楽 金子隆博
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
時代設定 1953年 - 1963年
製作
チーフ・プロデューサー 佐野元彦(NHK EP)
千野博彦(NHKメディア総局知財センター)
編集 掛須秀一
制作 NHKエンタープライズ
製作 NHK
放送
放送チャンネルNHK総合テレビジョン
映像形式文字多重放送
音声形式ステレオ2音声
副音声による解説放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2023年2月4日
放送時間土曜 19:30 - 20:45
放送分75分
回数1
公式サイト
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大河ドラマが生まれた日』(たいがドラマがうまれたひ)は、NHK総合テレビジョン2023年2月4日に放送されたテレビドラマ[1]。主演は生田斗真[1]

2023年に日本でのテレビ放送70周年、大河ドラマ60周年を迎えることを記念した、若きテレビマンたちによる大河ドラマ誕生の様子を描く奮闘記[1]。NHK知財センターが初めて手掛けたテレビドラマである。

あらすじ

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1962年、若手のAD山岡はある日、プロデューサーの楠田から強引に誘われる形で局長成島の元を訪れ彼から「あらゆる娯楽を詰め込んだ日本一の大型時代劇を作れ」と命じられる。

題材は新聞小説として連載されていた『花の生涯』に決まり出演者選びでは五社協定に加えて映画業界のテレビを見下す風潮に阻まれながらも主演に尾上松緑、ヒロインに淡島千景、さらには佐田啓二と続々に大物が集まり収録が始まった。

ドラマは放送直後から話題と好評を集めて人気作となったが、現場では撮影スケジュールの管理、尾上の降板危機などの様々な問題にぶつかる事になる。幾多の困難をスタッフ達の知恵と努力で乗り越え、撮影は物語終盤の山場である桜田門外ノ変へと差し掛かる。スタジオでは限界、城のセットを組むには予算が足りないなどの意見から協議した結果、山岡が提案した太秦の東映城を貸してもらう案を採用し、山岡の熱心な交渉の末に借りる事に成功、無事に物語を完成させた。

登場人物

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主要人物

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山岡進平
演 - 生田斗真
NHK芸能局の若手アシスタントディレクター。元々は映画業界に入ろうとしていたが失敗した過去を持ち生放送のドラマに対して鬱屈とした感情を抱いている。楠田に巻き込まれる形で局長から命じられた大型時代劇の製作に参加する。当初は消極的な姿勢を見せていたが、撮影が進むに連れ情熱を持つようになり、終盤では映画業界への未練を断ち切る意味も込めて東映城を借りる交渉役を買って出た。
1960年に入局し、テレビ文芸部で『花の生涯』演出助手を務めた大原誠をベースとする狂言回し的なキャラクター。「桜田門外の変」のシーン撮影で東映京都撮影所との交渉役を担当した件など、大原のエピソードが多く使われているが、合川明や井上博のエピソードも使われている。

NHK

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楠田欽治
演 - 阿部サダヲ[2]
NHK芸能局プロデューサー。山岡の直属の上司。
モデルは演出部出身で、1952年のテレビ準備室時代からテレビドラマを担当していた合川明。作中でも尾上松緑淡島千景の出演交渉に関わったことが言及されているが、佐田啓二宅へ日参したエピソードは山岡へ振り分けられている。
大江育間
演 - 矢本悠馬[2]
芸能局のアシスタントディレクター。山岡の後輩。
本山靖道
演 - 松尾諭[3]
NHK芸能局のチーフディレクター。『花の生涯』の演出を担当。山岡の先輩。
モデルは脚本部出身の井上博。
成島庭一郎
演 - 中井貴一[4][注釈 1]
NHK芸能局長。「映画に負けない新しい連続大型時代劇を作れ」と大号令を発する。
モデルは1961年に社会部からの異動で芸能局長に就任した長沢泰治。
田沢富緒
演 - 林泰文[3]
セットデザイナー。舞台劇出身。モデルは宝塚歌劇団出身の富樫直人。
役名不詳
演 - 池田良[5]渋谷謙人[5]

天福荘

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渕上明恵
演 - 松本穂香[2]
山岡の下宿先の娘。
渕上憲明
演 - 伊東四朗[2]
山岡の下宿先の主人。「天福荘」の名は演者の伊東(てんぷくトリオ)に由来する。

『花の生涯』出演者

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佐田啓二
演 - 中村七之助[2]
戦後の大スター。松竹の看板俳優。
大河ドラマ第1作『花の生涯』では、副主人公の長野主膳を演じる(クレジット順はトメ)。 クランクアップ後、引き続き、大型現代劇『虹の設計』の主演が示唆される。
淡島千景
演 - ともさかりえ[2]
宝塚歌劇団出身で映画界の大スター。大河ドラマ第1作『花の生涯』のヒロイン・村山たかを演じる。

京都・太秦

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六車宗夫
演 - 三宅弘城[2]
京都太秦の映画撮影所の次長。
京都撮影所 所長
演 - 久保酎吉[5]
京都太秦の映画撮影所の所長。
モデルは1960年に京都太秦の映画撮影所の所長に就任した岡田茂
映画の大道具さん
演 - 荒谷清水[5]

おでん屋

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吉種
演 - イッセー尾形[2]
NHK近くの屋台の主人。

周辺人物

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楠田美登理
演 - 倉科カナ[2]
楠田の妻。
山岡光雄
演 - 永島敏行[2]
山岡の父親。
中井益子
演 - 仁村紗和[3]
佐田啓二の妻。
中井貴恵
演 - 木村日鞠[6]
佐田啓二の娘。

その他

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ドラマ女優、ドラマ男優
演 - 中田クルミ[3]菟田高城[5]
劇中の生放送ドラマの俳優。
青果店の女将
演 - 米倉紀之子[5]
電器店の店主
演 - おおたけこういち[5]
映画会社役員
演 - 野添義弘[5]
役名不詳
演 - 中田春介[5]三谷昌登[注釈 2][5]鳥谷宏之[5]田村智浩[5]猪爪尚紀[5]小田直哉[5]大政凛[5]西森駿[5]藏内秀樹[5]小杉幸彦[注釈 3][5]佐野陽一[5]土居志央梨[5]

スタッフ

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脚注

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注釈

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  1. ^ 佐田啓二の長男
  2. ^ 京都ことば指導も兼務
  3. ^ 浜松ことば指導も兼務

出典

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  1. ^ a b c 生田斗真、大河ドラマ誕生奮闘記で主演「この撮影に全身全霊を捧げたい」”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年7月20日). 2022年7月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 生田斗真主演『大河ドラマが生まれた日』来年2・4放送 阿部サダヲ、松本穂香ら出演決定【追加キャスト10人の役柄紹介】”. ORICON NEWS. oricon ME (2022年10月11日). 2022年10月11日閲覧。
  3. ^ a b c d テレビ70年記念ドラマ「大河ドラマが生まれた日」新たな出演者と放送日決定!”. NHKドラマ. 日本放送協会 (2022年10月11日). 2022年10月12日閲覧。
  4. ^ 中井貴一が『大河ドラマが生まれた日』に出演決定 大河第1作出演の父・佐田啓二の形見を中村七之助に預け撮影へ”. TV LIFE web. ワン・パブリッシング (2023年1月10日). 2023年1月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t "若きテレビマンたちの笑って泣ける奮闘記". NHK_PR. 日本放送協会. 4 February 2023. 2023年2月4日閲覧
  6. ^ 劇団東俳 [@tohai_staff] (2023年2月4日). "【出演情報】Tプロジェクトの#木村日鞠がNHKテレビ70年記念ドラマ「大河ドラマが生まれた日」に貴恵役で出演させていただきます。放送日:2月4日(土)よる7:30〜#大河ドラマが生まれた日 #劇団東俳". X(旧Twitter)より2023年2月4日閲覧

関連項目

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外部リンク

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