大築島
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大築島 | |
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大築島の空中写真。 2009年5月10日撮影。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 | |
所在地 | 日本 |
所在海域 | 八代海 |
座標 | 北緯32度29分7.34秒 東経130度29分54.88秒 / 北緯32.4853722度 東経130.4985778度座標: 北緯32度29分7.34秒 東経130度29分54.88秒 / 北緯32.4853722度 東経130.4985778度 |
面積 | 0.41 km² |
最高標高 | 77 m |
プロジェクト 地形 |
大築島(おおつくしま)とは、熊本県八代市にある無人島である。以前は人が住んでいたが現在は無人化し、人の立ち入りが禁止されている。
概要
[編集]島全体が石灰岩でできていたことから、明治時代より石灰石の採掘(露天掘り)がおこなわれた。
かつては標高約100mの高さがあったが、島全体が海面近くまで掘りつくされ、1995年に採掘が終了した。
現在は土砂処分場となっている。
歴史
[編集]1889年、日本セメント(現・太平洋セメント)八代工場の原料鉱山として採掘が開始される。
昭和時代までは集落や学校なども存在し、約50世帯・250人ほどが生活していた。
1961年、集落があった場所も削ることになったため、住人は八代市に移住。無人島となり、従業員は八代市から通勤することになった。
1995年、島全体がほぼ海面近くまで削られ、採掘が終了。
石灰石の採掘が終了した後は「大築島土砂処分場」として、八代港を浚渫した際に出た土砂の処分場となり、島の北側が護岸され大規模に埋め立てられた。
2022年現在、島の南側も処分場とすべく、大規模な護岸工事が行われており、立ち入り禁止となっている。
物語の舞台
[編集]- 小説「白い島」島一春著
参考文献
[編集]- 『日本の島ガイド SHIMADAS(シマダス)』第2版、2004年7月、財団法人日本離島センター、ISBN 4931230229