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大藪春彦新人賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大藪春彦新人賞
受賞対象冒険小説、ハードボイルド、サスペンス、ミステリーを根底とする、エンターテインメント小説
日本の旗 日本
主催大藪春彦賞選考委員会(徳間書店後援)
報酬正賞:賞状
賞金:100万円
初回2017年度
最新回第7回(2023年度)
最新受賞者「等圧線」安孫子正浩
公式サイトhttps://www.tokuma.jp/company/cc1951.html

大藪春彦新人賞(おおやぶはるひこしんじんしょう)は、大藪春彦賞選考委員会(徳間書店後援)によって主催されるエンターテインメント短編小説を対象とした公募新人文学賞である。

大藪春彦賞の第20回を記念し、大藪春彦新人賞を創設。

冒険小説、ハードボイルド、サスペンス、ミステリーを根底とする短編小説(400字詰原稿用紙で50 - 80枚)が対象。

受賞作と選評は、徳間書店が発行しているPR誌「読楽」に掲載される。

受賞作

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毎年4月25日締め切り、10月に選考会。翌年に受賞作公開、贈賞式。

回(年度) 応募総数 受賞作 著者 掲載 初刊 文庫化
第1回(2017)[1] 361編 受賞 藻屑蟹 赤松利市 読楽」2018年3月号 2018年3月 2019年3月
候補 明日へ向かう夜風 天尾友哉
タイトロープ 天羽恵
骸の聖 高林敬一
第2回(2018)[2] 201編 受賞 愚か者の身分[注 1] 西尾潤 「読楽」2019年1月号 2019年3月 2021年5月
候補 ミスリーディング 香春悠人
地獄の底は静か 山下恵里奈
第3回(2019) 214編 受賞 ぼくのすきなせんせい 青本雪平[注 2] 「読楽」2020年1月号 2020年8月
候補 隣の部屋の電話 鮎村咲希
夢の果てから「昨日」に帰る 黒樹誉
第4回(2020) 233編 受賞 青葱(あおねぎ)[注 3] 野々上いり子 「読楽」2021年1月号 2020年2月
候補 オーロラの兵隊 芥川瞬
闇あがりの鼠たち 中田中
アバドンの火 広都良治
第5回(2021) 308編 受賞 萬(まん)[注 4] 浅沢英 「読楽」2022年1月号 2022年2月
候補 ならず者たちのチケット ジョウシャカズヤ
我が名は千鶴子 谷井七瀬
善意さん 積本絵馬
第6回(2022) 240編 受賞 日盛りの蟬 天羽恵 「読楽」2023年1月号 2023年2月
候補 ケーフェイ 大月行蔵
ボディは還らない 田中鷹
ダイヤモンドゲーム 積本絵馬
おみとりさま 明野海
第7回(2023) 252編 受賞 等圧線 安孫子正浩 「読楽」2024年1月号
候補 掏摸(スリ)師 眞道直美
北浜の月 湾堂正治
第8回(2024) 256編 受賞 女衒事業者 花邑あきら 「読楽」2025年1月号
候補 支笏湖ジャンクション 袴田敦史
生きる資格 齋希知夏
独り火 河野敬子
スピーナ 流川 小

選考委員

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  • 第1回 - 現在:今野敏馳星周、徳間書店文芸編集部編集長・野間裕樹

関連項目

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脚注

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出典

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注釈

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  1. ^ 応募時タイトル「東京・愚男ダイアリー」
  2. ^ 応募時は青砥瑛
  3. ^ 応募時タイトル「葱青(そうせい)」
  4. ^ 応募時タイトル「夜会」

外部リンク

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