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大谷祥子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
大谷 祥子
生誕 1972年3月10日(51歳)
学歴 東京藝術大学
ジャンル 邦楽
職業 一般財団法人本願寺文化興隆財団理事、ジャポニスム振興会副会長、大谷邦楽院主宰
公式サイト https://shoko-otani.jp/profile

大谷 祥子(おおたに しょうこ)は、箏曲演奏家、本願寺裏方、僧侶、一般財団法人本願寺文化興隆財団理事、ジャポニスム振興会副会長、東京藝術大学卒、第40回(令和3年度)京都府文化賞功労賞受賞者。[1]

略歴

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 箏を宮城会大師範である祖母岩井敏子から手ほどきを受け、その後仙場澄子、小橋幹子、砂崎知子に箏、三絃を、吉村七重に20絃を師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科を卒業後、京都大学文学部佛教学聴講生を経て、声明・教義を大谷暢順本願寺法主に師事、平成22年に剃髪し本願寺裏方として初の僧侶、霊楽院観祥尼となる。仏教、音楽研究、日本とフランスの音楽による交流事業に携わる。

 本願寺裏方、一般財団法人本願寺文化興隆財団理事、吉崎御坊蓮如上人記念館館長。

 ジャポニスム振興会副会長として、日本の心と文化を伝える活動を国内外で実施。フランスでは、ユネスコ本部、フランス銀行黄金の間、パリ地方音楽院、ギメ東洋美術館で公演を開催。京都市が主催する京都若手芸術家である池坊由紀、笹岡隆甫や武者小路千家等とともに、京都市「DO YOU KYOTO?」大使としても活動中。第40回(令和3年度)京都府文化賞功労賞を受賞。令和4年に古典の日推進委員会アドバイザーに就任し、古典の日に関する法律制定10周年を記念して『古典の日燦讃』テーマ曲を依頼され作曲。日仏協会会員。全国じょんから三味線競技会石川大会名誉会長、福井県伝統芸能新世代コンクール名誉会長、伝統文化を未来へつなぐ会主宰。

  • 1999年 - 第1回大谷祥子リサイタル(鴻巣市民会館大ホール)
  • 2000年 - 第2回大谷祥子リサイタル(秩父ミューズホール)
  • 2002年 - 平成13年度文化庁インターンシップ研修終了第3回リサイタル
  • 2004年
    • 第3回大谷祥子リサイタル(サントリーホール)
    • 東京藝術大学卒業生によるネオクラシックユニット「レチスマック」結成(koto,大谷祥子vl,佐藤まどか,per小松玲子,pf作曲大曾根浩範)クレマチスの丘、静岡市民文化会館、埼玉会館、南青山MANDARA、京都コンサートホール、奈良テレビ主催JAM音楽祭ほかでコンサート開催
    • 愛知万博日本政府館オープニングイベントに本條秀太郎グループメンバーとして参加
  • 2010年
    • 若手伝統芸能家ネットワーク京都市「DO YOU KYOTO?」大使として活動
    • 蓮如の里文化公演 黒川真理作曲「蓮如」委嘱初演 野村万作主演「金津地蔵狂言」出演
  • 2011年
    • 箏曲の新しい展開vol.1を主催(関西日仏学館)ゲスト:吉村七重師
    • 名取裕子主演「吉崎御坊の誕生日」朗読劇出演(福井県あわら市)
    • 関西日仏会館・京都市主催「パリ白夜祭 IN KYOTO」出演
  • 2012年
  • 2013年  
  • 2017年 - 野田秀樹演出「東京キャラバン in KYOTO」
  • 2019年 - 第5回大谷祥子リサイタル(京都府民ホールアルティ)

TV・CM

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  • CM音楽「清酒大関」音楽録音
  • 日本テレビ「天才たけしの元気が出るテレビ」出演
  • NHK教育テレビ「邦楽芸能花舞台」出演
  • Eテレ「にっぽんの芸能」出演

舞台・音楽

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  • 2011年
    • 名取裕子主演「吉崎御坊の誕生日」朗読劇出演(福井県あわら市)白須今、豊剛秋。
  • 2012年
    • 富山舞台芸術祭出演 共演:藤原道山(尺八) 遠藤千晶(箏) 黒川真理(箏)藤舎呂凰(鼓)福原鶴之助(鼓) 藤舎推峰(笛)ほか
    • 六道輪廻舞台劇(野村萬斎主演、野村万作若村麻由美麻美レイ)に出演、2009年4月には野村萬斎主演演出、野村万作、麻実れい、若村麻由美出演の「六道輪廻」舞台音楽企画、京都、大阪、東京公演に出演。同時に六道輪廻CD発売。
  • 2014年
  • 2017年
    • 「ジャポニスムin新潟-新潟のこころを世界へ」にて新内節浄瑠璃に出演、小林幸子、山折哲雄鶴賀若狭掾、花柳貴比、他

ラジオ

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受賞歴

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  • 1996年 - 宮城会箏曲コンクール児童の部第一位受賞(手事)
  • 1998年 - 第五回賢順記念全国箏曲コンクール最優秀第一位受賞
  • 2013年 - 文化庁芸術祭新人賞受賞[2]
    • 文化庁芸術祭新人賞受賞理由
      宮城道雄作品と現代作品をバランスよく並べ、優れたテクニックと高い芸術性で観客を魅了した。特に「手事」「水の変態」では表現力の豊かさで本領を発揮。廣瀬量平、岸野末利加の2作品では箏の現代的可能性を多彩に表現した。全演奏を通して、良質な音色と内面の奥深さで大きな成果を上げ、更なる躍進が期待される。[3]
  • 2021年 - 第40回京都府文化賞功労賞受賞

ディスコグラフィ

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  • CD「My lucent days」リリース
  • 「Trip to heaven」リリース(レチスマック)
  • 「六道輪廻」サントラCDリリース
  • 西村朗作品集CD録音に参加
  • 吉村七重監修「邦楽展」CDレコーディング参加

脚注

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  1. ^ 京都府文化賞功労賞過去受章者”. 京都府. 2023年8月30日閲覧。
  2. ^ 平成25年度(第68回)文化賞芸術祭賞受賞一覧(参加公演)” (pdf). 文化庁. p. 15 (2013年). 2021年8月22日閲覧。
  3. ^ 胡椒 (2013年12月28日). “文化庁芸術祭新人賞受賞 | Tu as toute la vie devant toi!”. Tu as toute la vie devant toi! 箏曲家大谷祥子 音楽を通した出会い. 2021年8月22日閲覧。

外部リンク

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