大陰唇
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大陰唇 | |
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女性器の模式図 | |
ラテン語 | labium majus pudendi |
英語 | Labia majora |
器官 | 女性器 |
動脈 | 外陰部動脈 |
神経 | 後大腿皮神経(会陰枝) |
大陰唇(だいいんしん、英: Labia majora)とは、女性の外陰部における、脂肪組織に富んだ左右一対の皮膚のことである。尿道口や生殖器の内部を保護する役割を持つ。発生上は男性における陰嚢の皮膚に相当し、陰嚢の中央に縦に走る縫線は、左右の大陰唇が癒着した痕跡とも言える。
大陰唇の間にある縦に裂けた溝のことを「陰裂」と言い、左右の大陰唇が前方で合うところを前陰唇交連、後方で合うところを後陰唇交連と呼ぶ。思春期が始まると、外陰部に脂肪が貯まり大陰唇が大きく丸みを帯び始め、後に恥丘・大陰唇の皮下脂肪が多くなり膨隆し、色もやや黒っぽくなる[1]。乳房のタナー段階がIII,またはIV(初経の1年前から3年後の間)に達した頃から陰裂に沿って陰毛が発生し始めるが、内側の方から発生するためにその段階の陰毛は足を揃えた状態では見えにくい[2]。後に陰毛は、陰裂以外にも拡がっていく。
また、大陰唇の内側にある薄い肉びらのことを「小陰唇」と言う。
脚注
[編集]- ^ 三宅婦人科内科医院“思春期 外陰部の発育 - ウェイバックマシン(2015年11月22日アーカイブ分)
- ^ 大山建司「<総説> 思春期の発現」『山梨大学看護学会誌』第3巻第1号、山梨大学看護学会、2004年、3-8頁、doi:10.34429/00003695、ISSN 1347-7714。