精巣輸出管
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精巣輸出管 | |
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The location of the efferent ducts within an adult human testicle | |
概要 | |
由来 | Excretory mesonephric tubules |
表記・識別 | |
ラテン語 | ductus efferentes testis |
グレイ解剖学 | p.1244 |
FMA | 19081 |
解剖学用語 |
精巣輸出管(せいそうゆしゅつかん、英: efferent ducts, efferent ductules, ductuli efferentes, ductus efferentes, vasa efferentia)は、精巣網と精巣上体を繋ぐ管構造である[1]。
精巣輸出管の構造は以下の2種がある:
- 殆どの大型哺乳類では、精巣輸出管は複数本存在する。ヒトをはじめとする大型哺乳類では、約15~20本の精巣上体管があり、精巣上体頭部のほぼ3分の1を占めている。
- 齧歯類などの殆どの小動物では、精巣上体に入る前に3~6本の管が1本の小管に合流する[要出典]。
管腔は一枚構造で、丈が比較的低い単層円柱上皮の部分と、丈の高い2列の円柱上皮の部分が交互に配列している[2]。繊毛細胞と非繊毛細胞(吸収細胞)からなり、繊毛細胞は管腔液をかき混ぜる役割を果たし、おそらく精巣から分泌される体液からの水分の均一な吸収を助け、管腔内精子の濃度を高める。上皮は平滑筋に囲まれており、精子を精巣上体に向かって推進させるのに役立っている。
精巣網から精巣輸出管への接続部では、精巣網の単層立方上皮が突然2列の円柱上皮に移行し[3]、精巣輸出管から精巣上体管への接続部では、比較的丈の低い円柱上皮が突然非常に丈の高い円柱上皮に代わる[4]。
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9.が精巣輸出管
出典
[編集]- ^ Hess, Rex A. (2018) (英語), Efferent Ductules: Structure and Function, Elsevier, pp. 270–278, doi:10.1016/b978-0-12-801238-3.64593-2, ISBN 978-0-12-815145-7 2024年7月19日閲覧。
- ^ “精巣24. 精巣輸出管”. www.nutr.kobegakuin.ac.jp. 2024年7月19日閲覧。
- ^ “精巣22.精巣網から精巣輸出管へ”. www.nutr.kobegakuin.ac.jp. 2024年7月23日閲覧。
- ^ “精巣25.精巣輸出管から精巣上体管へ”. www.nutr.kobegakuin.ac.jp. 2024年7月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Anatomy photo: Reproductive/mammal/testis0/testis4 - Comparative Organology at University of California, Davis – "Mammal, testis overview"
- Anatomy photo:36:10-0100 at the SUNY Downstate Medical Center – "Inguinal Region, Scrotum and Testes: Reflection of the Head of the Epididymis"
- Histology image: 16903loa — ボストン大学の組織学学習システム
- Diagram/Quiz (cancer.gov)
- researchgate