天の光はすべて星
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『天の光はすべて星』(てんのひかりはすべてほし、The Lights in the Sky Are Stars)はアメリカ合衆国のSF作家フレドリック・ブラウンが1953年に発表した長編SF小説。ブラウンの長編としては2作目となる。
日本語訳は田中融二で、『星に憑かれた男』のタイトルで出版されたものもある。
発表時からは50年近い未来になる1997年、人類は宇宙に対する情熱を既に失っており、宇宙開発計画も長期間中断しているという世界で、無為の時間を過ごしていた57歳になる元宇宙飛行士マックス・アンドルーズが、木星探査計画を公約に立候補した女性の上院議員候補エレン・ギャラハーを知り、再び宇宙へと夢のために奮闘する様子を描く。
書誌情報
[編集]いずれも田中融二訳。
- 星に憑かれた男
- 天の光はすべて星
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- 1964年、ハヤカワ・SF・シリーズ(早川書房)
- 1982年、ハヤカワ文庫SF(早川書房)
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- 新装版
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- 2008年、ハヤカワ文庫SF(早川書房)、ISBN 978-4-15-011679-8
関連
[編集]- 『天元突破グレンラガン』 - 日本のテレビアニメ。最終話のサブタイトルが本作邦題から採られており、シリーズ構成と脚本を務めた中島かずきが本作の新装版に解説・エッセイを寄稿している。
- 『ぼくたちは勉強ができない』-筒井大志による日本の漫画作品。問39に、主人公達の会話の流れで本作が語られている。