コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

破れ太鼓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天下のおやじから転送)
破れ太鼓
監督 木下惠介
脚本 木下惠介
小林正樹
製作 小倉浩一郎
出演者 阪東妻三郎
音楽 木下忠司
主題歌 「破れ太鼓」
撮影 楠田浩之
編集 相良久
配給 松竹
公開 1949年12月1日
上映時間 109分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
テンプレートを表示

破れ太鼓』(やぶれだいこ)は、1949年に公開された木下惠介監督、松竹製作の日本映画。芸術祭参加作品、モノクロ、スタンダードサイズ、映倫番号:27。

たびたびテレビドラマ化されている。

あらすじ

[編集]

津田軍平は一代で財を成し、家庭では横暴に振る舞う封建的な頑固親父で、妻と6人の子供は絶対服従。家政婦も嫌気が差し次々辞めてしまう。ある日、父に対する不満がとうとう爆発し、長女・秋子は軍平による政略結婚に従わず、長男・太郎は軍平の会社を辞めて叔母とオルゴールの製造会社を興すため家を出て行ってしまう。妻、三男、次女、四男も次々に家を出てしまうが、次男・平二が最後に家に残り、父と言葉を交わす。

スタッフ

[編集]
  • 監督・脚本:木下惠介
  • 脚本:小林正樹
  • 製作:小倉浩一郎
  • 撮影:楠田浩之
  • 照明:寺田重雄
  • 録音:高橋太郎
  • 美術:小島基司
  • 編集:相良久
  • 音楽:木下忠司
  • 演奏:松竹管絃楽団
  • 助監督:小林正樹、倉橋良介
  • 進行担当:森伸三郎
  • 装置:長谷川信三
  • 装飾:不破敏夫
  • 衣裳:中村つま
  • 床山:井上力三
  • 結髪:木村よし
  • 整理:野村政七
  • 記録:小西英廣
  • スチール:三浦専三
  • 演技事務:保瀬英二郎
  • 宣伝事務:平井敏
  • 撮影助手:加藤正幸、中村富哉
  • 照明助手:冨田保二
  • 録音助手:奥村泰三
  • 美術助手:逆井清一郎
  • 製作助手:永井信
  • 後援:いすゞ自動車、東京オルゴール、KFSファッションスクール

出演者

[編集]

テレビドラマ

[編集]

本作を原作とするテレビドラマが計5本放送された。

1958年版

[編集]

1958年2月4日から同年3月25日までKRT(現:TBSテレビ)で放送。放送時間は火曜21:15 - 21:45(JST)。1974年版の『天下のおやじ』を除けば、唯一の連続作。

スタッフ

[編集]
  • 原作・脚本:木下惠介
  • プロデューサー:岩崎文隆

出演者

[編集]

1962年版

[編集]

1962年2月18日NET(現:テレビ朝日)系列の『GASグランド劇場』(日曜20:00 - 21:00。日本ガス協会一社提供)で放送。

スタッフ

[編集]

出演者

[編集]

1964年版

[編集]

1964年1月30日に、NHK総合テレビの「松竹新喜劇」放送枠『お好み演芸会』(木曜20:00 - 21:00)で放送。

スタッフ

[編集]

出演者

[編集]

1965年版

[編集]

NHKで、1965年7月17日土曜20:00 - 21:30(JST)で放送。映画版に主演した阪東妻三郎の十三回忌記念作として放送、妻三郎の息子である田村高廣田村正和田村亮の、通称「田村三兄弟」が出演、特に亮はこれがテレビデビュー作である。主演は1962年版にも主演した二代目尾上松緑。

スタッフ

[編集]

出演者

[編集]

1974年版

[編集]

本作を原作に「天下のおやじ」(てんかのおやじ)というタイトルで、日本テレビ系列1974年4月3日から同年9月25日まで、毎週水曜日20:00 - 20:54(JST)の枠で放送。なおこの枠は、プロ野球中継(巨人戦)が19時30分~20時55分に度々放送されたことで、本作の放送回数は全17回(プロ野球中継が中止になったことで、雨傘番組として放送された回を含む)となった。

スタッフ

[編集]

出演

[編集]

放映リスト

[編集]
話数 放送日       サブタイトル             脚本     演出      備考
1 1974年4月3日 誕生日の贈り物 池田一朗 西河克己
2 1974年4月10日 飛び出した天使
3 1974年4月24日 秋子の縁談 桜井康裕
4 1974年5月8日 春の和解
5 1974年5月15日 お手伝いさんやーい 中継が予定されていた、宮城球場での巨人×広島戦が中止になったため放送。
6 1974年5月29日 初恋裁判 千野皓司 千野皓司
7 1974年6月5日 ころんで起きて 中継が予定されていた、後楽園球場での巨人×大洋戦が中止になったため放送。
8 1974年6月19日 とかく女というものは
9 1974年6月26日 花嫁の父
10 1974年7月10日 オーノー・ストリーキング 池田一朗 柴田吉太郎
11 1974年7月24日 これが男の心意気
12 1974年7月31日 ないしょの子守唄 千野皓司 千野皓司
13 1974年8月7日 お母さん奮戦す 池田一朗 柴田吉太郎
14 1974年8月14日 父に捧げるバラード 中継が予定されていた、後楽園球場での巨人×大洋戦が中止になったため放送。
15 1974年8月21日 明日に賭ける男
16 1974年9月11日 燃えるくちづけ 千野皓司 千野皓司
17 1974年9月25日 わが道を行く 西河克己

(※1974年9月4日・9月18日両日とも、当日中継が予定されていた巨人戦のナイター中継が中止になったが、本作は最初から雨傘番組として設定されていなかったため、放送は無かった。)

KRT 火曜21:15 - 21:45枠
前番組 番組名 次番組
破れ太鼓
(1958年版)
NET GASグランド劇場
破れ太鼓
(1962年版)
NHK総合テレビ お好み演芸会
破れ太鼓
(1964年版)
日本テレビ 水曜20:00 - 20:55枠
天下のおやじ
マチャアキのガンバレ9時まで!!
(ここからバラエティ番組枠)

外部リンク

[編集]