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太平洋新国土軸構想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

太平洋新国土軸構想(たいへいようしんこくどじくこうそう)は、静岡県から渥美半島伊勢湾紀伊半島紀淡海峡淡路島四国地方豊予海峡を経て九州地方に至る約800kmを、高速道路高速鉄道新幹線)で結び新たな国土軸を形成する構想である。「伊勢湾口道路」「紀淡海峡ルート」「豊予海峡ルート」の3つの海峡横断プロジェクトを中心として交通軸を整備し、既存の西日本国土軸(第一国土軸)と並行する一本の軸としてつなげ、多軸形の国土構造を形成することで、日本全体の均衡ある発展を目指す構想である[1]

4つの国土軸

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第四次全国総合開発計画(四全総: 1987年決定)に代わる新しい全国総合開発計画21世紀の国土のグランドデザイン」が1998年(平成10年)に策定され、4つの国土軸が設定された。「21世紀の国土のグランドデザイン」戦略推進指針では、東京圏太平洋ベルト地帯に人口や諸活動が集中した日本国の「一極一軸型国土構造」を、次の4つの国土軸を持つ「多軸型国土構造」に転換させることを目指している[2]

  1. 北東国土軸中央高地から関東北部を経て、東北太平洋側、北海道に至る地域とその周辺[3]
  2. 日本海国土軸九州北部から、本州日本海側、北海道の日本海側に至る地域とその周辺[3]
  3. 太平洋新国土軸沖縄から九州南部九州中部四国紀伊半島を経て伊勢湾沿岸に至る地域とその周辺[3]
  4. 西日本国土軸:太平洋ベルト地帯(第一国土軸)とその周辺地域[3]

関連項目

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外部リンク

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出典

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