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太田原高昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

太田原 高昭(おおたはら たかあき、1939年9月18日[1] - 2017年8月11日[2])は、日本農業経済学者北海道における農業経済学の第一人者の一人。学位は、農学博士北海道大学論文博士・1977年)。北海道大学名誉教授。日本学術会議会員。指導教授は川村琢。門下生に佐藤信北海学園大学教授)らがいる。

来歴

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福島県会津若松市生まれ[3][4]福島県立会津高等学校を経て、1963年北海道大学農学部農業経済学科を卒業。恵迪寮出身。1968年北海道大学大学院農学研究科農業経済学専攻博士課程を修了。

1968年北星学園大学経済学部経済学科講師。1971年北海道大学農学部農業経済学科助手1977年北海道大学農学部農業経済学科助教授1990年北海道大学農学部農業経済学科教授1999年北海道大学農学部学部長。北海道大学大学院農学研究科研究科長2003年北海道大学停年退官。北海道大学名誉教授北海学園大学経済学部経済学科教授。北海道地域農業研究所所長。北海道庁農業担当顧問。北海道スローフード協会代表。2008年北海学園大学定年退職。北海学園大学開発研究所特別研究員。

1977年12月北海道大学より農学博士学位を取得。学位論文の題は「地域農業と農業協同組合」[5]

この他1988年~1990年に日本農業経済学会の常務理事や会長も務めた。

2017年8月11日、前立腺癌のため死去[1]

人物

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専門は、農業経済学農業協同組合論。特に協同組合発展の国際比較や農業団体の組織と機能、北海道における農協合併の動静などについて研究する。また、TPPにも反対する立場に立っている[6]

受賞歴

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JA研究賞受賞(1993年)

業績

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  • 『地域農業と農協』(日本経済評論社、1979年初版・1982年新装版)
  • 湯沢誠編『北海道農業論』(分担執筆、日本経済評論社、1984年)
  • 今村奈良臣・永田恵十郎編『明日の農協(食糧・農業問題全集 7)』(分担執筆、農山漁村文化協会、1986年)
  • 札幌学院大学人文学部編『北海道の農業と農民』(分担執筆、札幌学院大学生活協同組合、1986年)
  • 『国際農業調整と農業保護』(農山漁村文化協会、1990年)
  • 『北海道農業の思想像』(北海道大学図書刊行会、1992年)
  • 『系統再編と農協改革』(農山漁村文化協会、1992年)
  • 出村克彦・三島徳三と共編『農業経済学への招待』(日本経済評論社、1999年)
  • 朴紅と共著『リポート中国の農協』(家の光協会、2001年)
  • 中嶋信と共編『協同組合運動のエトス : 北の群像』(北海道協同組合通信社、2003年)
  • 『農協の大義(農文協ブックレット10)』(農山漁村文化協会、2014年)
  • 『新 明日の農協 : 歴史と現場から』(農山漁村文化協会、2016年)

脚注

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  1. ^ a b 『現代物故者事典2015~2017』(日外アソシエーツ、2018年)p.112
  2. ^ 太田原高昭氏死去(北海道大名誉教授・農業経済学)”. 時事通信 (2017年8月15日). 2017年8月19日閲覧。
  3. ^ 株式会社ローソンエンタテインメント. “太田原高昭|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2023年2月4日閲覧。
  4. ^ http://www.hk-mayors.gr.jp/news/ment/data/29toshimondai/profile/profile.html
  5. ^ 博士論文書誌データベース
  6. ^ http://www.jacom.or.jp/tokusyu/2012/tokusyu120712-17393.php