太田蒼生
表示
| ||||
---|---|---|---|---|
選手情報 | ||||
フルネーム | オオタ アオイ | |||
ラテン文字 | Aoi Ota | |||
愛称 | 太田ママ | |||
国籍 | 日本 | |||
競技 | 陸上競技 | |||
種目 | 中距離走・長距離走 | |||
大学 | 青山学院大学コミュニティ人間科学部・コミュニティ人間科学科 | |||
生年月日 | 2002年8月26日(22歳) | |||
出身地 | 福岡県糟屋郡篠栗町 | |||
身長 | 176cm | |||
体重 | 58kg | |||
自己ベスト | ||||
1500m | 3分59秒20(2020年) | |||
5000m | 13分53秒10(2023年) | |||
10000m | 28分20秒63(2023年) | |||
ハーフマラソン | 1時間02分30秒(2024年) | |||
編集 |
太田 蒼生(おおた あおい、2002年8月26日 - )は、福岡県糟屋郡篠栗町出身の陸上競技選手。専門は中距離走・長距離走。大牟田高等学校卒業[1]、現在は青山学院大学コミュニティ人間科学部・コミュニティ人間科学科に在学中[2]。
経歴
[編集]高校時代まで
[編集]- 篠栗町立篠栗北中学校から陸上競技部に入部。中学3年生時の2017年、8月の中学通信陸上福岡県2017と、及び12月の第2回福岡県長距離記録会2017年では、共に男子3000mで準優勝。
- 高校は全国高等学校駅伝競走大会の強豪校・大牟田高等学校(福岡県大牟田市)に進学し、引続き陸上部へ所属。3年間共に出場し、高校1年生時(2019年)は6区・区間10位(チーム総合31位)、高校2年生時(2019年)は4区・区間6位(チーム総合18位)、高校3年生時(2020年)は1区・10位(チーム総合8位入賞)[3]。
大学時代
[編集]- 原晋からのスカウトを機に、高校卒業後の2021年4月に青山学院大学へ入学し、現在は青山学院大学陸上競技部・男子長距離ブロックへ所属中。
- 当大学1年時、2021年4月の兵庫リレーカーニバル・男子5000mで2位、11月の宮古サーモン・ハーフマラソン(非公認)で優勝。
- 10月の第33回出雲全日本大学選抜駅伝競走及び11月の第53回全日本大学駅伝対校選手権大会は共に出場の機会は無かった。
- 2022年1月開催の第98回東京箱根間往復大学駅伝競走では、1年生ながら往路・3区に出走。2区・近藤幸太郎から2位で襷を受ける。太田は1分02秒差で首位を走っていた駒澤大・安原太陽を、東京国際大・丹所健と共に茅ヶ崎付近で捉え逆転。そして18km過ぎに丹所も突き放して首位に立ち、4区・飯田貴之へ襷を繋いだ[4]。これ以降青学大は完全な独走状態となり、10時間43分42秒の大会新記録で2年ぶり6回目の総合優勝を果たした[5][6]。
- 当大学2年時、2022年10月の第34回出雲駅伝及び11月の第54回全日本大学駅伝は前年同様出走せず。
- 11月、宮古サーモンハーフで優勝し2連覇を達成。
- 2023年1月開催の第99回箱根駅伝では4区に出走。3区・横田俊吾から3位で襷を受けると14.3kmで先頭集団の駒澤大・鈴木芽吹、中央大・吉居駿恭に追いつき三つ巴となる。酒匂橋で吉居が遅れ鈴木との一騎打ちになると、小田原中継所目前まで抜きつ抜かれつのデットヒートが続く。最後はわずかながら鈴木に先着されたものの、1秒差の2位で襷を繋いだ[7][8]。しかし青学大は5区と6区で駒澤大に7分以上引き離され、総合3位(往路3位・復路9位)に終わり連覇を逃す[9][10][11]。また、第90回大会以来往路・復路・総合でいずれも首位を逃し、9年ぶりの無冠となった。
- 当大学3年時、2023年10月9日の第35回出雲駅伝は出走せず。
- 11月5日の第55回全日本大学駅伝では7区に出走し、初出場を果たす。太田は2分21秒差の2位で襷を受けたが先頭の駒澤大・鈴木に突き放され、後続にも差を詰められる[12]。その後8区で中央大と國學院大に追いつかれたものの、最後は振り切り2位を死守。しかし、駒澤大には3分34秒の大差をつけられた[13][14]。
- 2024年1月開催の第100回箱根駅伝では3区に出走。駒澤大・佐藤圭汰を追い抜きトップへ浮上し、日本人初となる59分台の快走で区間賞を獲得。青学大の2年ぶり7回目となる総合優勝(完全優勝、往路新記録、総合新記録)に大きく貢献した。
- 11月3日に開催された第56回全日本大学駅伝では2年連続で7区を担当し、2位と4秒差のトップで襷を受ける。一時は國學院大・平林清澄に追いつかれるが、最後にラストスパートをかけ4秒差のままトップで襷を渡した。しかし、8区で國學院大との優勝争いに敗れ2位に後退。さらに、残り1kmでは駒澤大に2分37秒差を逆転される。最終的に45秒差の3位に終わり、6年ぶりの優勝はならなかった[16][17]。
戦績
[編集]大学駅伝戦績
[編集]学年(年度) | 出雲駅伝 | 全日本大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
1年生 (2021年度) |
第33回 ― - ― 出走なし |
第53回 ― - ― 出走なし |
第98回 3区-区間2位 1時間01分00秒 |
2年生 (2022年度) |
第34回 ― - ― 出走なし |
第54回 ― - ― 出走なし |
第99回 4区-区間2位 1時間00分35秒 |
3年生 (2023年度) |
第35回 ― - ― 出走なし |
第55回 7区-区間5位 51分41秒 |
第100回 3区-区間賞 59分47秒 |
4年生 (2024年度) |
第36回 6区-区間3位 29分39秒 |
第56回 7区-区間2位 50分07秒 |
第101回 |
自己記録
[編集]- 1500m - 3分59秒20(2020年11月3日、大牟田秋季記録会)
- 5000m - 13分53秒10(2023年9月24日、第10回絆記録挑戦会)
- 10000m - 28分20秒63(2023年11月22日、GMOインターネットグループpresentsMARCH対抗戦)[18]
- ハーフマラソン - 1時間02分30秒(2024年4月21日、上海ハーフマラソン)
外部リンク
[編集]- 太田蒼生 (@aoi08_agu) - X(旧Twitter)
- Aoi Ota 太田蒼生 (@aoio_08agu) - Instagram
- Aoi Ota 太田蒼生 (@aoio_26agu) - Instagram
脚注
[編集]- ^ 箱根駅伝選手名鑑 青山学院大学・太田蒼生 箱根駅伝特集:スポーツ報知
- ^ 男子長距離ブロック部員紹介・1年生 太田 蒼生 青山学院大学陸上競技部
- ^ 記録:検索結果「太田蒼生」全国高校駅伝
- ^ 「ちょっと楽しすぎて、笑っちゃいました」…青学1年の太田が会心スパート 2022年1月2日(讀賣新聞オンライン)
- ^ 【箱根駅伝】青学大が2年ぶり5度目の往路優勝…3区「秘密兵器」太田蒼生、5区「若の神」若林宏樹ら快走 2022年1月2日(スポーツ報知)
- ^ 箱根駅伝総合優勝の青山学院大 選手たちの「自律」した成長で史上最強軍団に 2022年1月4日(4years)
- ^ 逆転また逆転の末に駒沢大・鈴木芽吹が1秒差で青山学院大・太田蒼生をかわす、トップで山登りへ…ビンセントは驚異の区間新 2023年1月2日(讀賣新聞オンライン)
- ^ 【箱根駅伝】V候補の青学大と駒大が競り合い小田原中継所に…決着は往路最終5区山登り、“山の神”誕生なるか 2023年1月2日(スポーツ報知)
- ^ 【箱根駅伝】往路3位の青学大“危険水域超え”の2分3秒差 原監督「可能性は0ではない」 2023年1月2日(スポニチ)
- ^ 前回王者・青学大が意地の3位!連覇ならずも圧巻の追い上げ見せる/箱根駅伝 2023年1月3日(月陸Online)
- ^ 復路だけの成績は…やっぱり駒沢大がトップ、法政大3位・青山学院大は9位 2023年1月3日(讀賣新聞オンライン)
- ^ 【全日本大学駅伝】青学大 5年ぶりV絶望的…首位・駒大と2分49秒差で最終8区へ スポニチ(2023年11月5日)
- ^ 【全日本大学駅伝】青山学院大・原監督「5000mの平均タイムはギネス級」箱根で巻き返し誓う 日刊スポーツ(2023年11月5日)
- ^ 秩父宮賜杯 第55回 全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ “青学大がまさかの完敗3位 原監督「歯車狂った」かっ飛ばせ大作戦不発 5区若林誤算、後半失速で3つ巴から脱落 アンカー太田も届かず”. dmenu news (2024年10月14日). 2024年10月17日閲覧。
- ^ 秩父宮賜杯 第56回 全日本大学駅伝対校選手権大会
- ^ 全日本大学駅伝3位の青学大・原晋監督「何が起きたんだ?」 スポーツ報知(2024年11月3日)
- ^ 青山学院大学陸上競技部 2024年6月28日閲覧。