奥谷喬司
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奥谷 喬司(おくたに たかし、1931年9月15日 - )は、日本の動物学者、東京水産大学名誉教授[1]。
略歴
[編集]福岡県門司市(現・北九州市門司区)出身。1954年東京水産大学増殖学科卒業、1966年「相模湾およびその周辺海域の深海性貝類の分類、分布生態ならびに古生態学的関連についての研究」で東京大学理学博士。1954年水産庁東海区水産研究所、1961年から1962年米国スクリプス研究所に学び、1979年国立科学博物館動物研究所研究室長、1984年東京水産大学教授となり、1996年定年退官、名誉教授、日本大学生物資源科学部教授、海洋科学技術センター[2]。日本貝類学会元会長。専門は軟体動物の分類・生態・資源。
著書
[編集]- 『学研の図鑑 52 貝』(学習研究社) 1981
- 『日本の貝 自然観察シリーズ 生態編』(小学館) 1983
- 『貝がらのずかん』(鮎川万絵、さ・え・ら書房、やさしい科学) 1986
- 『Epicurean貝 美食主義者の貝エピキュリアン 貝は海の恵み 母なるものの味わい』(日本出版社) 1987
- 『イカはしゃべるし、空も飛ぶ 面白いイカ学入門』(講談社、ブルーバックス) 1989
- 『泳ぐ貝、タコの愛 軟体動物のふしぎな生態』(晶文社) 1991
- 『原色世界イカ類図鑑』(全国いか加工業協同組合) 1995
- 『軟体動物二十面相』(東海大学出版会) 2003
- 『日本の貝 1 (巻貝) 』(学習研究社、フィールドベスト図鑑) 2006
- 『日本の貝 2 (二枚貝・陸貝・イカ・タコほか)』(学習研究社、フィールドベスト図鑑 v.1) 2006
- 『新編世界イカ類図鑑』(東海大学出版部) 2015
共編著・監修
[編集]- 『魚と貝の図鑑』(阿部宗明共著、天木茂晴等絵、講談社、講談社の学習大図鑑) 1958
- 『日本の貝 原色・自然の手帖』(竹村嘉夫共著、講談社、ブルーバックス) 1967
- 『磯の生物 原色・自然の手帖』(竹村嘉夫, 鈴木克美共著、講談社、ブルーバックス) 1967
- 『もっともくわしい魚貝生態図鑑』(竹村嘉夫共著、朝日ソノラマ) 1975
- 『貝類』(解説、楚山勇写真、東海大学出版会、フィールド図鑑) 1987
- 『♂♀のはなし さかな』(多紀保彦共編著、技報堂出版) 1991
- 『貝・水の動物 新訂版』(今島実, 重井陸夫, 武田正倫共指導・執筆、学習研究社、学習科学図鑑) 1994
- 『タコは、なぜ元気なのか タコの生態と民俗』(神崎宣武共編著、草思社) 1994
- 『新水産学全集 6 水産無脊椎動物 2 有用・有害種各論』(編、恒星社厚生閣) 1994
- 『海辺の生きもの』(編著、楚山勇写真、山と渓谷社、山渓フィールドブックス) 1994
- 『サンゴ礁の生きもの』(編著、楚山勇写真、山と渓谷社、山渓フィールドブックス) 1994
- 『イカの春秋 サイエンスエッセイ』(編著、成山堂書店) 1995
- 『貝のミラクル 軟体動物の最新学』(編著、東海大学出版会) 1997
- 『日本動物大百科 第7巻 無脊椎動物』(武田正倫, 今福道夫共編、平凡社) 1997
- 『貝の和名』(岡本正豊共著、相模貝類同好会) 1997
- 『水棲無脊椎動物の最新学』(太田秀, 上島励共編、東京大学出版会) 1999
- 『軟体動物学概説』(波部忠重, 西脇三郎共編、サイエンティスト社) 1999
- 『日本近海産貝類図鑑』(編著、東海大学出版会) 2000
- 『ホタルイカの素顔』(編著、東海大学出版会) 2000
- 『エビの栄養・イカの味・貝の生態 水産無脊椎動物の生物学・栄養・機能成分』(鈴木たね子共著、アボック社、日大生物資源科学資料館双書) 2001
- 『黒装束の侵入者 外来付着性二枚貝の最新学』(梶原武共監修、日本付着生物学会編 、星社厚生閣) 2001
- 『虫の名、貝の名、魚の名 和名にまつわる話題』(青木淳一, 松浦啓一共編著、東海大学出版会) 2002
- 『イカ その生物から消費まで 3訂版』(奈須敬二, 小倉通男共編、成山堂書店) 2002
- 『潜水調査船が観た深海生物 深海生物研究の現在 海洋研究開発機構』(藤倉克則, 丸山正共編著、東海大学出版会) 2008
- 『貝のふしぎ図鑑 身近な生きものにしたしもう おどろきいっぱい!』(監修、PHP研究所) 2008
- 『新鮮イカ学』(編著、東海大学出版会) 2010
- 『日本のタコ学』(編著、東海大学出版会) 2013
- 『美しい貝殻 海辺で見つかる「小さな宝もの」ガイド』(監修、学研の図鑑) 2015
- 『ニッポン貝人列伝 時代をつくった貝コレクション』(監修、LIXIL出版) 2017
- 『深海の生きもの』(尼岡邦夫共監修、講談社、講談社の動く図鑑 EX MOVE) 2017
- 『水の中の生きもの』(監修、講談社、講談社の動く図鑑 MOVE) 2018
翻訳
[編集]- 『プランクトンの世界 海の生産を支えるもの』(A・オール, S・マーシャル、講談社、ブルー・バックス) 1972
- 『エコロジーの幻想 アメリカの公害論争とその反論』(サイ・A・アドラー、佑学社) 1974
- 『貝 その文化と美』(H・スティックスほか、H・ランドショフ撮影、朝倉書店) 1980
- 『世界海産貝類大図鑑』(R・T・アボット, S・P・ダンス、波部忠重共監訳、平凡社) 1985
- 『海の王国 地球に生きる・地球と生きる』(National Geographic Society 編、監訳、同朋舎出版) 1993
脚注
[編集]- ^ “奥谷喬司 | 人名事典”. www.php.co.jp. PHP研究所. 2023年10月11日閲覧。
- ^ 『現代日本人名録』(1987、2002