女子アジアラグビーチャンピオンシップ
開始年 | 2006 |
---|---|
主催 | アジアラグビー |
チーム数 | 3チーム |
前回優勝 | 日本 |
最多優勝 |
日本 (5回) カザフスタン (5回) |
女子アジアラグビーチャンピオンシップ(Asia Rugby Women's Championship)は、15人制女子ラグビーユニオンの大会である。例年5月下旬ごろ開催。主催はアジアラグビー。世界大会への予選に位置付けられ、優勝・準優勝チームはWXVへの出場権を得る。年によっては、ワールドカップの予選大会にもなる。
歴史
[編集]2000年に7人制の大会として創設された。2006年から15人制大会として「アジア女子選手権(Asian Rugby Championship)」となり、2012年から、上位グループが「アジア4か国対抗(Asian 4 Nations)」として実施[1]。2014年からは現在の「女子アジアラグビーチャンピオンシップ」として行われている。
2018年・2019年は規模が縮小され、下位リーグ「ディビジョントーナメント」のみ実施した。2020年から2022年までは新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、全大会が中止となった。
2023年大会は、同年新設の世界大会「2023WXV」のうち、2部リーグ(WXV2)と3部リーグ(WXV3)への出場権が得られる「世界大会への予選」に位置付けられた[2]。中国が出場辞退し、日本、カザフスタン、香港の3か国により競われ、優勝した日本はWXV2へ、準優勝のカザフスタンはWXV3への出場が決まった[3]。
2024年大会でも優勝チームは「2024 WXV2」へ、準優勝チームは「2024 WXV3」へ振り分けられる。さらに、優勝チームは「女子ラグビーワールドカップ2025(イングランド大会)」への出場権を得る[4]。日本は、香港とカザフスタンに勝利し優勝、「2024 WXV2」「ワールドカップ2025」への出場を決めた[5]。
歴代記録
[編集]歴代結果
[編集]2024年大会終了時点:
順位 | 国/地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 5 | 3 | 2 | 10 |
2 | カザフスタン | 5 | 3 | 1 | 9 |
3 | 中華人民共和国 | 1 | 1 | 0 | 2 |
4 | 香港 | 0 | 5 | 4 | 9 |
5 | ウズベキスタン | 0 | 0 | 1 | 1 |
タイ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
計 (国/地域数: 6) | 11 | 12 | 9 | 32 |
女子アジアラグビーチャンピオンシップ(上位4チーム)
[編集]年 | ホスト (開催地) |
参加数 | 最終結果 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
アジア女子選手権 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | ||
2006 | 昆明 | 4 | 中華人民共和国 | 香港 | タイ | シンガポール |
2007 | 昆明 | 4 | カザフスタン | 中華人民共和国 | 日本 | シンガポール |
2008 | タラズ | 6 | カザフスタン | 日本 | ウズベキスタン | シンガポール |
アジア4か国対抗 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | ||
2012 | 崑山 | 4 | カザフスタン | 日本 | 香港 | ‡ 中華人民共和国 |
2013 | アルマトイ | 4 | カザフスタン | 日本 | 香港 | † 中華人民共和国 |
2014 | 香港 | 4 | カザフスタン | 香港 | 日本 | ‡ シンガポール |
女子アジアラグビーチャンピオンシップ | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | ||
2015 | ホーム・アンド・ アウェー |
3 | 日本 | カザフスタン | 香港 | ‐ |
2016 | 2 | 日本 | 香港 | ‐ | ‐ | |
2017 | 2 | 日本 | 香港 | ‐ | ‐ | |
2018 - 2019 | ディビジョントーナメントのみ開催(下記「ディビジョントーナメント(下位チーム)」を参照) | |||||
2020 - 2022 | 新型コロナウイルス感染症の世界的流行により開催せず | |||||
2023 | アルマトイ | 3 | 日本[3] 2023 WXV2出場権 |
カザフスタン 2023 WXV3出場権 |
香港 | ‐ |
2024 | 香港 | 3[6][7] | 日本[5] 2024 WXV2出場権 ワールドカップ2025出場権 |
香港 2024 WXV3出場権 |
カザフスタン | ‐ |
ディビジョントーナメント(下位チーム)
[編集]年 | ディビジョン | ホスト (開催地) |
参加数 | 最終結果 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
ディビジョントーナメント(下位リーグ) | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | |||
2010a | Divison 2(2部リーグ) | シークート | 3 | ラオス | フィリピン | タイ | ‐ |
2011 | Divison 2(2部リーグ) | ビエンチャン | 4 | § 中華人民共和国 | タイ | フィリピン | ラオス |
2012 | Divison 2(2部リーグ) | マニラ | 4 | § シンガポール | タイ | フィリピン | ラオス |
2013以降 | 「女子アジアラグビーチャンピオンシップ」への改編により実施せず | ||||||
女子アジアラグビーチャンピオンシップ・下位リーグ | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 4位 | |||
2018 | 2018 Asia Rugby Women’s Championship Div 1 | シンガポール | 3 | § シンガポール | フィリピン | インド | ‐ |
2019 | 2019 Asia Rugby Women’s Championship Div 1 | カランバ | 4 | § 中華人民共和国 | フィリピン | インド | シンガポール |
2020 - 2022 | 新型コロナウイルス感染症の世界的流行により開催せず | ||||||
2023以降 | 実施せず |
Notes:
^† 下位ディビジョンに降格
^‡ 下位ディビジョン勝者と入れ替え戦
^§ 昇格もしくは上位ディビジョン最下位と入れ替え戦
^a アジアラグビーフットボール協会がディビジョントーナメントを組織、40分間の試合でテストマッチとして扱われなかった
脚注
[編集]- ^ 女子ラグビー「アジア4カ国対抗」検討 日刊スポーツ 2011年6月24日
- ^ “女子日本代表、新たな戦いへ。アジアチャンピオンシップに臨む遠征メンバー発表。 - ラグビーリパブリック” (2023年5月16日). 2023年5月22日閲覧。
- ^ a b “女子日本代表がアジアチャンピオンシップ優勝 堅守と11トライでカザフスタンを圧倒 - ラグビーリパブリック” (2023年5月28日). 2023年5月28日閲覧。
- ^ worldrugby.org. “2025年女子ラグビーワールドカップ予選が激化する中、 WXV2024がカナダ、南アフリカ、ドバイへ | ワールドラグビー”. www.world.rugby. 2024年2月28日閲覧。
- ^ a b “女子日本代表 「女子アジアラグビーチャンピオンシップ2024」 カザフスタン戦試合結果および今後の活動予定のお知らせ”. JRFU. 2024年5月28日閲覧。
- ^ “女子日本代表今後の活動スケジュールおよび 「女子アジアラグビーチャンピオンシップ2024」 日程のお知らせ”. JRFU. 2024年2月29日閲覧。
- ^ “Asia Rugby Calendar 2024 - Competitions” (英語). Asia Rugby. 2024年2月29日閲覧。