姉崎洋一
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姉崎 洋一(あねざき よういち、1950年10月20日 - )は、日本の教育学者、札幌大学女子短期大学部教授[1]。専門は、高等教育・社会教育・教育法など。北海道教育学会会長も務めた[2]。
経歴
[編集]富山県に生まれ[1]、高岡市で育った後、中学生のときに名古屋市に転居した[3]。名古屋大学教育学部を1974年に卒業して同大学院教育学研究科に進み、1979年に博士課程を単位取得退学した[1]。
1979年、愛知県立大学文学部専任講師となり、1985年に助教授に昇任、1987年から1988年にかけてはリーズ大学客員研究員となった[1]。1997年、埼玉大学教育学部助教授に転じ、さらに1999年10月には北海道大学大学院教育学研究科教授となった[1]。その後の組織改変により、2007年には大学院教育学研究院教授となり、同年には北京師範大学客員教授、翌2008年にはリーズ大学客員教授も務めた[1]。2011年5月から、北海道大学大学院教育学研究院長・教育学院長・教育学部長となり、2014年3月に定年退職するまで、その任にあった[1]。定年退職後は名誉教授となり、また、2016年まで特任教授として在職した[1]。
この間、2009年から2011年にかけて北海道大学職員組合の副委員長を務め、全国大学高専教職員組合(全大教)北海道の議長を兼ねた[1]。また、安保法制に反対する学者の会や、「日本学術会議」の会員候補6人が任命されなかったことをめぐり、北海道内の大学の教職員らで作る有志の会としても活動している。
おもな著書
[編集]単著
[編集]- 高等継続教育の現代的展開:日本とイギリス、北海道大学出版会(北海道大学大学院教育学研究院研究叢書 1)、2008年
編著
[編集]- 排除型社会と生涯学習:日英韓の基礎構造分析、北海道大学出版会(北海道大学大学院教育学研究院研究叢書 2)、2011年
共編著
[編集]- (長澤成次、辻浩との共編)社会・生涯教育文献集 II (11-20、別冊)、日本図書センター(日本現代教育基本文献叢書)、2000年
- (鈴木敏正との共編著)公民館実践と「地域をつくる学び」、北樹出版(叢書地域をつくる学び)、2002年
- (大野栄三、近藤健一郎との共編著)教職への道しるべ、八千代出版、2010年
- (荒牧重人、小川正人、金子征史、喜多明人、戸波江二、広沢明、吉岡直子との共編著)ガイドブック教育法、三省堂、2009年(新訂版、2015年)
- (鈴木敏正との共編)持続可能な包摂型社会への生涯学習:政策と実践の日英韓比較研究、大月書店、2011年
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 姉崎洋一 - researchmap
- 姉崎洋一 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
- 論文一覧(KAKEN、CiNii)
- 姉崎洋一 - J-GLOBAL
- 日本の研究.com:143949
- 第126回招聘セミナー 社会人院生の学びをいかに支援するか 姉崎 洋一 氏 - 名古屋大学高等教育研究センター
- 「安保法制に反対する学者の会」で考える 姉崎洋一さん(北海道大学名誉教授)- インタビューサイト・ユーフォニアム