利根沼田学校組合立利根商業高等学校
利根沼田学校組合立利根商業高等学校[1] | |
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1号館 | |
北緯36度41分8秒 東経138度59分10.4秒 / 北緯36.68556度 東経138.986222度座標: 北緯36度41分8秒 東経138度59分10.4秒 / 北緯36.68556度 東経138.986222度 | |
過去の名称 | 学校法人利根商業高等学校 |
国公私立の別 | 組合立 |
設置者 | 利根沼田学校組合[2] |
学区 | 群馬県全域 |
校訓 | 自主自律 |
設立年月日 | 1958年4月7日 |
開校記念日 | 4月16日 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 |
普通科 地域経済科 情報経済科 |
学科内専門コース |
普通科(2年次より) *アドバンスコース *国際コース |
学校コード | D110210000656 |
高校コード | 10166E |
所在地 | 〒379-1313 |
群馬県利根郡みなかみ町月夜野591番地 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
利根沼田学校組合立利根商業高等学校(とねぬまたがっこうくみあいりつ とねしょうぎょうこうとうがっこう、英: Tone Numata School Association Tate Tone Commercial High School)は、群馬県利根郡みなかみ町月夜野にある公立(組合立)の高等学校[1]。略称は「利根商(とねしょう)」。
2020年(令和2年)時点で全国に3校しかない組合立高等学校である[1]。
概要
[編集]みなかみ町唯一の高等学校である。学校の周りには三国山脈のひとつであり、日本百名山にも選ばれている谷川岳や利根川をはじめとした多くの自然があり、落ち着いた環境の中で勉学に励める環境にある。これからの情報化社会において必要な技術を授業に取り入れている、方向性の広い商業高校である。
2006年(平成18年)以降志望者の定員割れが続いており、2008年(平成20年)、設置者の利根沼田学校組合が群馬県への移管を求めていることが報じられたが[3]、2016年(平成28年)の同窓会会合において所轄の総務省が組合立高校存続へ意欲を示していることを受け、普通科設置、学生寮(峻嶺館)の設置や制服変更、著名な指導者(野球部コーチ:団野村[4]、サッカー部:小川章)招聘による運動部活性化などによって、現在でも組合立としての学校運営を続けている。[1]。
設置学科
[編集]- 普通科(2年次から下記の2コースに分かれる)
- アドバンスコース
- 国際コース
- 地域経済科
- 情報経済科
沿革
[編集]- 1958年(昭和33年)2月3日 - 利根郡市町村長会で沼田市および利根郡内の町村による学校法人として、利根郡月夜野町に設立することを満場一致で可決。
- 1958年(昭和33年)4月7日 - 学校法人利根商業高等学校として第1回入学式を挙行。同16日には開校式を挙行。以来、毎年4月16日を開校記念日とする。
- 1972年(昭和47年)12月20日 - 利根沼田9市町村が、一部事務組合(利根沼田学校組合)の設立認可を群馬県知事に申請、同月23日に認可。
- 1973年(昭和48年)4月3日 - 学校法人利根商業高等学校の閉校。利根沼田学校組合立利根商業高等学校として開校。
- 2016年(平成28年)3月 - 学生寮(峻嶺館)を設置[1]。
- 2017年(平成29年)4月 - 普通科新設。
利根沼田学校組合
[編集]- 組合組織自治体
- 一部事務組合である
教育方針
[編集]建学の精神
[編集]一言で言えば「全人教育」である。すなわち、学校生活において自己の全力を尽くして全人格の完成に努めることである。ここでいう「全人」とは、円満な人格で真理に徹し、善行をつみ、美を愛し、豊かな情操と強健な身体を持つ人をいう。そのためには学習を通じて知識を高め、技術を修め生徒会活動や日常生活等を通じて社会人として正しい行いが出来るようになるとともに、授業や部活動等を通じて「全人」となるために努めなければならない。
校訓
[編集]自主自律を根幹とし、
- 自分自身は明るく正しく全力で。
- 他の人には優しく。
- 社会に対しては和らかく。
生徒実行項目
[編集]- 学業は我等の本務
- 行動に節度を、授業は真剣に
- 清掃で心を磨こう
- 正義に立って勇往邁進
- 理解と信頼で固い友情
- 責任を果し強い団結
- 正しい礼儀は人格の形成
学校行事
[編集]学校行事には文化祭・スポーツ大会・送別会等がある。文化祭は「峻嶺祭」と称し、商業高校ならではの販売実習を目的とした商業祭となっている。
生徒会活動・部活動
[編集]生徒会活動
[編集]- 学校行事の補佐や司会などを行う。
部活動
[編集]運動部
[編集]- 野球部
- バスケットボール
- ソフトテニス
- 卓球
- バレーボール
- ホッケー
- スキー
- サッカー
- 柔道
- 剣道
- 弓道
- 陸上競技
- ゴルフ
- ソフトボール
文化部
[編集]- 吹奏楽
- 総合文化ビジネス(商品開発コース・広報コース)
- JRC
- インターアクト
校舎(施設)について
[編集]校舎
[編集]利根商の校舎は改装を繰り返していくうち、不思議な構造になっているものが多々見受けられる。そして1・3号館と2・4号館の間には1階分の段差があり、1・3号館の2階が2・4号館の1階の高さに相当する。なお3号館3階には今は板で覆われているが屋上への階段があった。
- 1号館
- 教育委員会を中心に保健室、職員室、生徒玄関、進路指導室、自習室、第1〜第4講義室などがある。
- 2号館
- 1年教室、2年教室、3年教室、茶道室などがある。
- 3号館
- 被服室、調理室、図書室、音楽室、社会科室、視聴覚室などがある。
- 4号館
- 生物物理室、化学室、第1〜第3PC室、商業実習室、プログラミング室などがある。
施設
[編集]群馬県内の高校の中でも充実した施設があり、運動部の全国大会出場や吹奏楽部の吹奏楽コンクールでの入賞など、未来の生徒達の活躍を期待して作られた[要出典]。中でも野球部には専用の練習室・グラウンドが用意されており、充実した練習が可能となっている。
- 第1体育館
- 卓球部、バスケットボール部、バレーボール部が放課後に活動している。
- 第2体育館
- 屋内プールがある他、剣道場、柔道場、雨天練習場がある。
- 利根商ドーム
- 雨天などでグラウンドが使えない場合、多くの運動部がこのドームを使う。他にトレーニングルームがある。
- 吹奏楽部演奏室
- 吹奏楽部専用の演奏室であり、吹奏楽部の練習はここで行われている。部室も兼ねている。
- ホッケー場
- 野球場[2]
- 雨天練習場『球道館』や、ナイター照明を設置している。
- 弓道場
- サッカー場[2]
- かなり広く、授業でも利用することがある。
- トレーニング棟
- 学生寮(峻嶺館)
- 利根商同窓会館
- セミナーハウス
校歌・学生歌
[編集]校歌
[編集]学生歌
[編集]- 作詞者 松岡重三郎(第三代校長)
- 作曲者 滝沢音久(元日本吹奏楽指導協会理事)
生徒激励歌
[編集]- 作詞者 松岡重三郎
- 作曲者 松岡重三郎
利根商健児に寄す
[編集]- 作詞者 増田穂積(旧月夜野町教育長)
北の山に
[編集]- 作詞者 中村英一(第八代校長)
- 利根商創立三十周年記念歌
利根商花笠おどり
[編集]- 作詞者 松岡重三郎
- 編曲者 滝沢音久
- 校長松岡重三郎が「花笠音頭」を元にして作った替え歌
著名な出身者
[編集]スポーツ
[編集]- 阿部次男 - 元社会人野球選手(富士重工業)、元SUBARU硬式野球部監督
- 内田湘大 - プロ野球選手(広島東洋カープ)
- 高野鉄平 - 元スキージャンプ選手
- 高橋信夫 - 元プロ野球選手(オリックス・ブルーウェーブ)
文化・芸能
[編集]著名な教職員・関係者
[編集]アクセス
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 利根商業高等学校校史編纂委員会 『利根商三十年史』 利根沼田学校組合立利根商業高等学校、昭和63年3月31日。