川場村
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かわばむら 川場村 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 関東地方 | ||||
都道府県 | 群馬県 | ||||
郡 | 利根郡 | ||||
市町村コード | 10444-2 | ||||
法人番号 | 8000020104442 | ||||
面積 |
85.25km2 | ||||
総人口 |
3,243人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) | ||||
人口密度 | 38人/km2 | ||||
隣接自治体 | 沼田市、利根郡みなかみ町、片品村 | ||||
村の木 | ヒメコマツ | ||||
村の花 | シャクナゲ | ||||
川場村役場 | |||||
村長 | 外山京太郎 | ||||
所在地 |
〒378-0101 群馬県利根郡川場村大字谷地3200番地 北緯36度41分41秒 東経139度06分23秒 / 北緯36.69464度 東経139.10647度座標: 北緯36度41分41秒 東経139度06分23秒 / 北緯36.69464度 東経139.10647度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理
[編集]隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]沿革
[編集]- 1889年4月1日:町村制施行に伴い利根郡に川場村誕生。
- 1971年:過疎地域指定を受ける[2]。
- 1975年:「農業プラス観光」を地域振興の基本理念として種々の地域振興策を講じる[2]。
- 1981年:東京都世田谷区と縁組協定を締結、世田谷区民健康村の誘致など、交流を始める[3]。
- 2000年:過疎地域指定解除[2]。
- 2023年:川場村役場新庁舎(愛称:川場ベース)完成[1]。
「平成の大合併」について
[編集]21世紀初頭に日本中で行われた平成の大合併は川場村にとっても例外ではなく、当初沼田市に利根郡8町村を加えた枠組での合併が検討された。
一方、2002年1月に村の若手管理職らで構成される研究会が報告で「村単独の存続」「周辺町村との合併」に加え、それまで20年以上交流を続けていた「東京都世田谷区との合併」を選択肢の1つとして提示した。これについて横坂太一村長(当時)は「近いから合併するというではなく、ソフト面での結びつきを考えなければならない」と肯定的な見解を述べ、世田谷区の大場啓二区長(当時)も「合併の申し入れがあれば、財政的な負担も含めて検討する」と応じた[4]。法的には合併は可能であり、県境を接しない飛び地合併の初めてのケースという事で注目を集めたが、現実に村と区とでは160kmも離れている上、群馬県の中に東京都の飛地ができるのは、地域感情や手続き(県議会・都議会の議決および両知事の承認が必要となる)といった面で様々な難しい問題を生じさせかねない事から、実現しなかった。
2005年には利根郡域において、昭和村と片品村を除く5町村が沼田市(編入)とみなかみ町(新設)に再編され、川場村は単独の生き残りを選択する事となった。
人口
[編集]川場村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 川場村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 川場村
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
川場村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
行政・立法
[編集]- 村長:外山京太郎
役場庁舎
[編集]所在地は以下のとおり[5]。
- 川場村役場・交流ホール:群馬県利根郡川場村大字谷地3200番地
- むらの学習館:群馬県利根郡川場村大字谷地3201番地
現役場庁舎は2023年11月6日に業務開始した。多目的ホールや学習室などを併設しており、これら施設全体の愛称を「川場ベース」という[1]。
-
役場庁舎(中央)およびかわば交流ホール(右)
-
むらの学習館
-
子ども広場
-
エネルギーセンター(木質バイオマスボイラーおよび太陽光発電設備)
県議会
[編集]→詳細は「群馬県議会」を参照
- 選挙区:利根郡選挙区
- 定数:1名
- 任期:2023年(令和5年)4月30日 - 2027年(令和9年)4月29日[6]
議員名 | 会派名 | 備考 |
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星野寛 | 自由民主党 |
衆議院
[編集]- 任期 : 2024年(令和6年)10月27日 - 2028年(令和10年)10月26日(「第50回衆議院議員総選挙」参照)
選挙区 | 議員名 | 党派名 | 当選回数 | 備考 |
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群馬県第1区(川場村、前橋市、沼田市、利根郡) | 中曽根康隆 | 自由民主党 | 3 | 選挙区 |
警察
[編集]消防
[編集]- 利根沼田広域消防本部
- 中央消防署(沼田市高橋場町2049-1)
産業
[編集]- 農業が主体。ブランド米「雪ほたか」を生産。特に果物の栽培が盛んで、主にリンゴとブルーベリーが栽培されている。
- 2010年6月30日付けで、群馬県内では9番目になる果実酒特区に認定された[7]。
- かつて川場村は電気事業を営んでいた。1920年(大正9年)5月事業許可を受け、薄根川に水力発電所(出力26kW)を建設し、12月より事業を開始した[8]。
姉妹都市・提携都市
[編集]国内
[編集]- 世田谷区(東京都)
- 1981年に「区民健康村相互協力に関する協定」を締結したのを皮切りに、2箇所の保養所と研修施設を共同で村内に設立し、毎年小学校5年生が相互訪問するなど交流を続けている他、農産物の直接取引も行っている。[4] 前述の通り、平成の大合併の際には世田谷区との合併話も持ち上がった。この縁で、世田谷区をホームタウンとする女子サッカーのスフィーダ世田谷FCはなでしこチャレンジリーグの公式戦を毎年1試合、村スポーツ広場にて開催している。
交通
[編集]鉄道
[編集]村内を鉄道路線は走っていない。最寄り駅は、JR東日本上越線沼田駅、あるいは上越新幹線上毛高原駅。
道路
[編集]バス
[編集]名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- 道の駅川場田園プラザ
- ホテルSL・ほたか高原駅
- 川場村中央公園
- 川場村歴史民俗資料館
- 日本切り絵百景館
- 川場スキー場
- 吉祥寺(花の寺、新上州観音霊場三十三カ所)
- 武尊神社
- 川場フィッシングパーク
- 川場温泉
- 塩河原温泉
- 武尊温泉
- 桜川温泉(ふじやまビレッジ)
- 小住温泉
- 宮山温泉
- 門前春駒 - 群馬県重要無形民俗文化財。毎年2月11日に養蚕の守護神「金甲稲荷神社」に奉納される踊り。大正時代、それまで毎年来村して春駒踊りをしていた旅芸人がある年から来なくなったところ、不作が続いたため、村人が代わりに踊るようになった。地元の若者が女装して旅芸人一家(父・母・娘)に扮し、村内約130戸を回って家内安全と五穀豊穣を祈る奇祭として知られる[9]。
出身有名人
[編集]- 江口きち(歌人)
- 桑原鶴(外交官・著作家)
- 今井今助(川場村村長、衆議院議員)
- 土田國太郎(醸造家、参議院議員)
- 宮内良(歌手・ミュージカル俳優、おかあさんといっしょ4代目うたのおにいさん)
- 元宿仁(自由民主党本部事務総長)
- 井上日召(宗教家・政治活動家・テロリスト)
- 和田将哉(農業クラブ会長)
- 塩野筍三(詩人)・作家塩野七生の父。
- 永井彰一(実業家)
脚注
[編集]- ^ a b c “愛称は「川場ベース」 川場村役場 新庁舎が完成”. 東京新聞 (中日新聞社). (2023年11月1日) 2024年5月4日閲覧。
- ^ a b c 関岡東生, 南橋友香「群馬県川場村における民間宿泊業の現状と課題」『東京農業大学農学集報』第57巻第3号、東京農業大学、2012年12月、205-215頁、ISSN 0375-9202、NAID 110009523578。
- ^ 三田育雄「都市との交流と山村の村づくり--川場村における試行」『造園雑誌』第48巻第1号、日本造園学会、1984年8月、42-47頁、ISSN 03877248、NAID 110004662158。
- ^ a b “朝日新聞 2002年2月17日 群馬の中に世田谷区? -160キロ越えて合併検討-”. 朝日新聞社
- ^ “役場庁舎の移転(住所変更)”. 川場村 (2023年9月7日). 2024年5月4日閲覧。
- ^ “議員の紹介 勤続年数・年齢順 - 群馬県議会(令和5年4月30日現在)”. www.pref.gunma.jp. 群馬県. 2023年4月30日閲覧。
- ^ 2010年7月2日付の読売新聞朝刊地域面より
- ^ 『電気事業要覧. 第13回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 繁栄願う〝旅芸人一家〟 川場で門前春駒 上毛新聞動画ニュース、2013年02月11日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 川場村観光協会
- 川場村商工会
- フォレストタウン*かわば
- 中島直子「群馬県川場村における農林業と観光化」『お茶の水地理』第33巻、お茶の水地理学会、1992年5月、45-56頁、ISSN 0288-8726、NAID 120000852568。
- 関清「都市と農村の交流の意義―川場村と世田谷区の交流活動から―」『森林科学』第49巻、日本森林学会、2007年、2-3頁、doi:10.11519/jjsk.49.0_2、ISSN 0917-1908、NAID 110006242837。
- 地図 - Google マップ