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安世舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安 世舟(やす せいしゅう、1935年4月12日 - )は、日本政治学者大東文化大学名誉教授

略歴

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福岡県生まれ。1957年 明治大学政治経済学部政治学科卒、1972年 同大学院博士課程修了、「ドイツ社会民主党史序説 創立からワイマール共和国成立期まで」で政治学博士。1973年 大東文化大学法学部助教授、1978年 同教授となる[1]。2006年 定年退職し、名誉教授[2]。19-20世紀のドイツ国家学・ドイツ語圏政治史が専門。子息の安章浩(1968-)も政治学者・尚美学園大学総合政策学部教授。

編著書

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単著

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  • 『ドイツ社会民主党史序説 創立からワイマール共和国成立期まで』御茶の水書房 1973
  • 『現代政治学の解明』三嶺書房 1999

編著

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共著

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翻訳

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研究動向及び関心

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研究動向を概観すると、大学院博士課程時代には、ヘルマン・ヘラーの「組織としての国家」概念にアメリカの経営学者バーナードの組織論のキー概念たる「コミュニケーションを通じて自発的に組織への貢献を行わせる力」としての権威概念を組み込んだ権力概念を用い独自の現代民主主義論を展開した、恩師でもある秋永肇の『現代政治学』(富士書房 1962)の基本構想を継承し、ヘラーの『国家学』の邦訳や、同書成立の前提となったドイツの国家学や政治史的研究の一環としてドイツ社会民主党史の研究を行った。

その後は、国家学を中心とする19,20世紀のドイツ政治思想史や、その近代日本への受容に研究領域を拡げ、さらにヘラーの「政治学としての国家学」との比較において現代アメリカ政治学の体系的な紹介を行った[3]

論文

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脚注

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  1. ^ 『現代日本人名録』
  2. ^ 安世舟教授 略歴および著作目録 (安世舟教授 退職記念号)大東法学 2006-10
  3. ^ 「あとがき」、『現代政治学の解明』

外部リンク

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