安井正

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安井 正(やすい ただし、1919年12月14日 - 2005年8月21日)は、日本経営者三菱信託銀行社長を務めた。東京都出身[1]

経歴[編集]

1941年早稲田大学法学部仏法学科を卒業し、1942年三菱信託銀行に入行[1]1970年5月に取締役に就任し、1972年10月に常務、1976年7月に専務、1978年9月に副社長を経て、1980年11月には社長に就任[1]。社長在任時には、貸付信託「ビッグ」などの新商品の開発・販売に尽力し、経営基盤を整備した[2]1984年3月に会長に就任し、1990年3月には相談役に就任[1]

1985年11月に藍綬褒章を受章し、1990年11月に勲二等瑞宝章を受章[1]

2005年8月21日悪性リンパ腫のために死去[3]。85歳没。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 興信データ株式會社 1997, や39頁.
  2. ^ 2005年 9月30日 日本経済新聞 夕刊 p5
  3. ^ 2005年 8月30日 日本経済新聞 朝刊 p43

参考文献[編集]

  • 興信データ株式會社『人事興信録 第39版 下』興信データ、1997年。 
先代
須田孝
三菱信託銀行社長
1980年 - 1984年
次代
志立託爾