安土茂
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安土 茂(あづち しげる、1929年 - )は、日本のジャーナリスト・ノンフィクション作家。
別名義に安土しげる、二木本斉家(にきもと せいや)、アラジン、アラジン中山、ドクター・アラジン[1][2]。
略歴
[編集]1970年手形を詐取したと思われる男から、反対に手形を詐取しようとしてその男が拳銃を突きつけたために反撃し死なせてしまい、その際の隠蔽工作が仇になり逮捕される。裁判では防衛行為の主張が通らず、最高裁判所にて懲役刑が確定し、通算15年を大阪刑務所で過ごす。
その経験を通して出所後は執筆活動を行い、刑務所関係の本など合計二十冊ほど出版。『アラジン』という名で、人生相談をも営む。
著書
[編集]安土茂名義
[編集]- 『ああ大阪刑務所四区』三一書房、1992年6月。 ISBN 4-380-92232-4
- 『恐怖の大阪刑務所四区』三一書房、1993年9月。 ISBN 4-380-93257-5
- 双葉社〈双葉文庫〉、2003年11月。 ISBN 4-575-71268-X
- 『出所後の殺人者たち』第三書館、1994年4月。 ISBN 4-8074-9406-6
- 双葉社〈双葉文庫〉、2002年8月。 ISBN 4-575-71218-3
- 『殺人者の獄 大阪刑務所四区』三一書房、1994年7月。 ISBN 4-380-94247-3
- 『弁護士犯罪』三一書房、1997年12月。 ISBN 4-380-97307-7
- 『知られざる刑務所(ムショ)のオキテ』日本文芸社、1998年4月。 ISBN 4-537-02625-1
- 『悪徳金融』鹿砦社、1998年9月。 ISBN 4-8463-0286-5
- 『憎しみは愛よりも深し 実録・16歳連続女性殺人事件』河出書房新社〈河出文庫〉、1999年3月。 ISBN 4-309-47377-6
- 『逮捕(パク)られたらどうなる 逮捕から出獄まで知られざる刑務所への道』日本文芸社、2000年6月。 ISBN 4-537-14051-8
- 『残酷 刑務所特別房』三一書房、2000年7月。 ISBN 4-380-00204-7
- 『刑務所特別房の掟』双葉社〈双葉文庫〉、2003年8月。 ISBN 4-575-71260-4
- 『元受刑者が明かす実録!刑務所のヒミツ』二見書房〈二見waiwai文庫〉、2002年5月。 ISBN 4-576-02073-0
- 『実録!刑務所(ムショ)のヒミツ 獄中生活15年の元受刑者が明かす』二見書房、2005年11月。 ISBN 4-576-05165-2
- 『続 実録!刑務所のヒミツ 破獄11回「脱獄王」の全貌』二見書房〈二見waiwai文庫〉、2002年11月。 ISBN 4-576-02182-6
- 『泣く子もダマる大阪刑務所四区』双葉社〈双葉文庫〉、2004年2月。 ISBN 4-575-71272-8
- 『決定版刑務所の事典』二見書房、2005年11月。 ISBN 4-576-05166-0
安土しげる名義
[編集]- 『魔性 死体なき連続殺人』プロ・インター、1989年12月。
二木本斉家名義
[編集]- 『塀の外は春 殺人者の獄』海風社、1988年4月。
アラジン中山名義
[編集]- 『人象占星学入門』日経企画出版局、1992年7月。 ISBN 4-7952-4773-0
ドクター・アラジン名義
[編集]- 『女と男のエチケット』鹿砦社、1995年9月。 ISBN 4-8463-0101-X
- 『近親相姦』鹿砦社、1998年11月。 ISBN 4-8463-0300-4
アラジン名義
[編集]- 『近親相姦実例集 性の報告書』河出書房新社〈河出i文庫〉、2003年8月。 ISBN 4-309-48141-8
脚注
[編集]- ^ “アラジン, 1929- - Web NDL Authorities”. 国立国会図書館. 2024年7月11日閲覧。
- ^ “二木本, 斉家, 1929- - Web NDL Authorities”. 国立国会図書館. 2024年7月11日閲覧。
関連項目
[編集]- 混血少年連続殺人事件 - 服役中に同事件の犯人と知り合い、仮釈放後の親代わりとなっている。