安息香酸プロピル
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Propyl benzoate | |
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Propyl benzoate | |
別称 n-propyl benzoate, benzoic acid propyl ester | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 2315-68-6 = |
PubChem | 16846 |
ChemSpider | 15965 |
EC番号 | 219-020-8 |
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特性 | |
化学式 | C10H12O2 |
モル質量 | 164.201 g/mol |
外観 | 無色油性液体、ナッツ様臭 |
密度 | 1.0230 g/cm3 at 20 °C |
融点 |
-51.6 °C, 222 K, -61 °F |
沸点 |
230 °C, 503 K, 446 °F [2] |
水への溶解度 | 不溶 |
溶解度 | エタノール、ジエチルエーテルと混和[1] |
磁化率 | -105.00・10-6 cm3/mol |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | External MSDS |
引火点 | 98 °C (208 °F; 371 K) [2] |
関連する物質 | |
関連物質 | 安息香酸メチル 安息香酸エチル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
安息香酸プロピル(Propyl benzoate)は、食品添加物として用いられるエステルである。
利用
[編集]安息香酸プロピルは、ナッツのような香りと甘くフルーティーなまたはナッツのような風味を持ち、食品用の合成香料として用いられる。また抗細菌活性を持ち、化粧品の保存料としても用いられる。セイヨウミザクラやクローブの茎に含まれ、またバターにも含まれる[2]。
反応
[編集]安息香酸プロピルは、安息香酸メチルとプロパノールのエステル交換反応によって合成できる。また、安息香酸とプロパノールからフィッシャーエステル合成反応によっても合成できる。
出典
[編集]- ^ Lide, David R. (1998). Handbook of Chemistry and Physics (87 ed.). Boca Raton, FL: CRC Press. pp. 3-484. ISBN 0-8493-0594-2
- ^ a b c Ash, Michael; Ash, Irene (2004). Handbook of Preservatives. Synapse Information Resources. p. 508. ISBN 1-890595-66-7 2009年5月4日閲覧。