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安森敏隆

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安森 敏隆(やすもり としたか、1942年1月6日[1] - 2018年1月9日)は、日本歌人日本近代文学研究者。専門は、近代・現代の詩歌文学。斎藤茂吉塚本邦雄研究。同志社女子大学名誉教授。短歌結社誌「ポトナム」代表・「京都短歌」(朝日新聞京都版)選者・現代歌人集会理事。全国大学国語国文学会常任理事・キリスト教文学会関西支部理事を歴任。

広島県出身。学生時代、「立命短歌」「京都大学短歌会」に参加。「幻想派」を永田和宏河野裕子等と、「枯野」を俳人の坪内稔典等と創刊。1981年、歌集「沈黙の塩」で第5回現代歌人集会賞受賞。2009年、歌集「百卒長」で第36回日本歌人クラブ賞受賞。近年は、介護する人・される人たちへの「介護百人一首」(NHK教育テレビ「福祉ネットワーク・介護の達人」)や「城崎百人一首」「城崎百人一句」(城崎温泉主催)や「SEITO百人一首」(同志社女子大学主催)を中心に「介護短歌」[2]等を提唱した。

略歴

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著書

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  • 『斎藤茂吉幻想論』(桜楓社・1978年)
  • 歌集『沈黙の塩』(新風土社・1979年)
  • 『抒情の軌跡』(書肆季節社・1983年)
  • 『創造的塚本邦雄論』(而立書房・1987年)
  • 『幻想の視角 - 斎藤茂吉と塚本邦雄』(双文社出版・1989年)
  • 歌集『わが大和、わがシオン』(玲瓏館・1997年)
  • 『斎藤茂吉短歌研究』(世界思想社・1998年)
  • 『風呂で読む 短歌入門』(世界思想社・1999年)
  • 『大学教授の介護日記 介護・男のうた365日』(新葉館出版・2001年)
  • 歌集『百卒長』(青磁社・2008年)
  • 『うたの近代 短歌的発想と和歌的発想』(角川学芸出版・2012年)

共著・編著

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  • 『近代短歌と現代短歌』末竹淳一郎共編 双文社出版 1997年
  • 『近代短歌を学ぶ人のために』上田博共編 世界思想社 1998年
  • 塚本邦雄『独断の栄耀 - 聖書見ザルハ遺恨ノ事』葉文館出版 1999年
  • 『介護うたあわせ 介護・女と男の25章』安森淑子共著 京都修学社 2002年
  • 『キリスト教文学を学ぶ人のために』吉海直人杉野徹共著 編世界思想社 2002年
  • 『ポトナムの歌人 新しい短歌鑑賞』上田博共著、晃洋書房 2008年
  • 『新しい短歌鑑賞 第2巻』内藤明共著 晃洋書房 2008年
  • 児玉実英『霜を経て楓葉丹なり』杉野徹共編 京都オリオン新社 2009年

脚注および出典

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  1. ^ 『現代物故者事典2018~2020』(日外アソシエーツ、2021年)p.558
  2. ^ 介護短歌~安森敏隆が選ぶ今月の佳作~
  3. ^ 歌人の安森敏隆氏死去 - 時事ドットコム 2018年1月11日