コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

安永寿延

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

安永 寿延(やすなが としのぶ、1929年7月25日 - 1995年9月22日[1])は、日本文学・思想の研究者、元和光大学教授。

現在の福岡県北九州市生まれ[1]。1954年名古屋大学文学部卒。1965年東邦学園短期大学助教授、1968年和光大学助教授、1971年教授、1978年人文学部長、和光学園理事を務めた。1995年9月22日、在職中にリンパ腫のため死去した[1]

マルクス主義コミューン思想を研究し、日本における思想家として安藤昌益に注目し、『自然真営道』の校本を編纂刊行した。

著書

[編集]
  • 日本の民謡 創元社 1956 (日本文学新書)
  • 伝承の論理 日本のエートスの構造 未來社 1965
  • マルクス主義社会学序説 法政大学出版局 1969 (叢書・現代の社会科学)
  • 日本のユートピア思想 コミューンへの志向 法政大学出版局 1971
  • 日常性の弁証法 筑摩書房 1972
  • 日本における「公」と「私」 日本経済新聞社, 1976
  • 安藤昌益 平凡社選書 1976
  • 安藤昌益と中江兆民 第三文明社(レグルス文庫) 1978.10
  • 「労働」の終焉 農山漁村文化協会 1985.10
  • 安藤昌益 研究国際化時代の新検証 農山漁村文化協会 1992.10

編纂など

[編集]
  • 稿本自然真営道 安藤昌益(校註・解説)平凡社・東洋文庫 1981.10
  • 人間安藤昌益 写真集 農山漁村文化協会 1986.10

脚注

[編集]
  1. ^ a b c 『現代物故者事典 1994~1996』(日外アソシエーツ、1997年)p.493