コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

安田祐香

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安田 祐香
Yuka YASUDA
基本情報
名前 安田 祐香
生年月日 (2000-12-24) 2000年12月24日(23歳)
身長 163 cm (5 ft 4 in)
体重 53 kg (117 lb)
国籍 日本の旗 日本
出身地 兵庫県神戸市
経歴
プロ転向 2020年=JLPGA92期
プロ勝利数 1
優勝数
日本LPGA 1
LPGAメジャー選手権最高成績
全英女子OP 59位(アマ2019)
エビアン 37位(アマ2019)
成績
初優勝 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント(2024)
ベストスコア  65
世界ランク最高位  103位(2024年9月23日)
2022年6月1日現在
テンプレートを表示

安田 祐香[1](やすだ ゆうか、2000年12月24日 - )は、日本の女子プロゴルファー。所属はNEC兵庫県神戸市出身。

3歳上の姉の影響で[2]、7歳からゴルフを始める[1]

アマチュア時代

[編集]

小学3年生で古閑美保上田桃子を輩出した「坂田ジュニアゴルフ塾」(通称:坂田塾)に入門[3]。この時から坂田信弘に師事している[3]

小学生時代の2012年「兵庫県ジュニアゴルフ選手権競技」(小学生女子の部)で優勝[4]

小学校卒業直後の2013年4月、第30回アオノジュニアゴルフ大会小学生高学年の部に出場、後に高校の同級生となり、ナショナルチームでもチームメイトになる古江彩佳との優勝争いとなってサドンデスのプレーオフで古江に敗れた記録が残っている[5]

中学生時代の2015年「TSURUYA CUPスポニチゴルフチャレンジ」決勝大会で優勝[6]

2016年に滝川第二高校へ進学、ここで古江と同級生となる[7]。高校生時代の2017年6月「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」で優勝[8]、その後同年7月よりJGAナショナルチーム入り[9]。2018年にはナショナルチームの一員として古江と共に「トヨタジュニアゴルフワールドカップ」で女子団体優勝[10]、女子個人優勝タイの成績を残す[11]

また、高校生時代から日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ツアーにもアマチュアとして出場[9]、2018年の同ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」で3位タイになるなど[12]、何度もローアマチュアに輝いている[9]

2019年に大手前大学現代社会学部へ進学[13]ゴルフ部に所属して大学の大会にも出場していた[14][注 1]。同年には「アジア太平洋女子アマ」を制し、開催第1回の「オーガスタ・ナショナル女子アマチュアゴルフ選手権」に日本から唯一出場[13]、後にプロ入り同期となる笹生優花(ユウカ・サソウ)[注 2]と共に3位タイとなった他[15]全米女子プロゴルフ協会(USLPGA)ツアーのメジャー大会「エビアン選手権」と「AIG全英女子オープン」にもアマチュアとして出場した[9]。また高校生時代から引き続きJLPGAツアーにもアマチュアとして出場している[16]

世界アマチュアゴルフランキング最高位は7位[17]

2019年11月、JLPGA最終プロテストに進出し、4日間トータルで283(5アンダー)の4位タイとなり初挑戦で合格を果たした[18]

2020年1月1日付でJLPGAに入会[1]。プロ入りを機に東急エージェンシープロミックスとマネジメント契約[19]、2月にはNECと所属契約を結んだ[20]

プロ戦績

[編集]
2020-21年シーズン
  • 9th フジサンケイレディスクラシックと第48回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントの8位タイが最高。
賞金ランキング69位及びメルセデスランキング67位となったため、翌年のシード権を獲得出来ず、このためクオリファイングトーナメント(QT)に回り、そこで20位となり翌年前半戦の出場資格を得た。
2022年シーズン
2023年シーズン
2024年シーズン

トーナメント優勝

[編集]

ツアー優勝

[編集]

JLPGAツアー(1)

[編集]
勝数
メジャー (0)
ツアー (1)


No. Date Tournament スコア 2位との差 2位(タイ)
1 2024年9月20日 - 22日 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン −9(65-34=99)[注 3] 3打差 日本の旗 藤田さいき
日本の旗 岩井千怜
日本の旗 渡邉彩香

プロフィール

[編集]

逸話

[編集]

神戸市営地下鉄海岸線の各駅には、海岸線開業にあたって神戸市交通局が募集した2000年生まれの赤ちゃんの「手形・足形タイル」が飾られており、古江彩佳と共にハーバーランド駅には自身の赤ちゃん時代の手形足形が飾られている。

テレビ出演

[編集]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ ゴルフ部の監督は坂田信弘である。
  2. ^ 当時の笹生は日本とフィリピンの二重国籍を保持しており、笹生はフィリピン代表選手として出場した。なお、笹生は2021年東京オリンピック終了を待って日本国籍を選択している。
  3. ^ 大会初日が雷雲接近の為サスペンデッド、2日目に1日目の残りを消化後雨天中止、3日目雨天の為30位タイ37人までの選手にセカンドカットを行った上で9ホール計 2日間27ホール短縮競技。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 安田 祐香 プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2020年1月1日閲覧。
  2. ^ "18歳安田祐香、姉・美祐さんとのタッグで「オーガスタアマ選手権」に弾み". スポーツ報知(GOLF報知). 報知新聞社. 22 March 2019. 2019年12月31日閲覧
  3. ^ a b 【ゴルフ】安田祐香(やすだ・ゆうか)17歳「目標は"日本女子アマ連覇"」”. 読売テレビ (2018年6月30日). 2019年9月1日閲覧。
  4. ^ 兵庫県ジュニアゴルフ選手権競技2012”. 兵庫県ゴルフ連盟 (2012年8月27日). 2019年9月1日閲覧。
  5. ^ 第30回アオノジュニアゴルフ大会 中高生の部”. 関西ゴルフ練習場連盟 (2013年4月4日). 2020年1月16日閲覧。
  6. ^ TSURUYACUPスポニチジュニアゴルフチャレンジ”. 坂田塾 (2015年4月8日). 2019年9月1日閲覧。
  7. ^ 平成28年度 全国高等学校ゴルフ選手権大会”. 全国高等学校ゴルフ連盟 (2016年8月13日). 2019年9月1日閲覧。
  8. ^ 2017年度 (第59回)日本女子アマチュアゴルフ選手権競技全成績”. ALBA.Net (2017年6月24日). 2019年9月1日閲覧。
  9. ^ a b c d 安田 祐香選手のプロフィール”. JGA. 2020年1月1日閲覧。
  10. ^ アーカイブ2018女子団体戦結果”. トヨタジュニアゴルフワールドカップ (2018年6月15日). 2019年9月1日閲覧。
  11. ^ アーカイブ2018女子個人戦結果”. トヨタジュニアゴルフワールドカップ (2018年6月15日). 2019年9月1日閲覧。
  12. ^ 【2018】大東建託・いい部屋ネットレディス”. 日本女子プロゴルフ協会 (2018年7月29日). 2019年9月1日閲覧。
  13. ^ a b 大手前大学ゴルフ部安田祐香選手が第1回オーガスタ・ナショナル女子アマチュアに日本で唯一出場”. PR TIMES (2019年4月4日). 2019年9月1日閲覧。
  14. ^ 【全国大学女子ゴルフ対抗戦】惜しくも準優勝、安田選手がMVP!”. 大手前大学 (2019年6月23日). 2019年9月1日閲覧。
  15. ^ “ダブルユウカ”が歴史的大会で3位 オーガスタで「69」のサソウ・ユウカ”. ALBA.Net (2019年4月7日). 2019年11月9日閲覧。
  16. ^ 安田祐香 ツアー試合結果 戦績”. ゴルフダイジェスト・オンライン. 2019年9月1日閲覧。
  17. ^ Yuka Yasuda Player Profile” (英語). World Amateur Golf Ranking. 2019年9月1日閲覧。
  18. ^ 2019LPGA 最終プロテスト フルリーダーボード”. 日本女子プロゴルフ協会 (2019年11月8日). 2019年11月8日閲覧。
  19. ^ 株式会社東急エージェンシープロミックスが女子プロゴルファー安田祐香選手とマネジメント契約を締結”. PR TIMES (2020年1月15日). 2020年2月27日閲覧。
  20. ^ プロゴルファー安田 祐香さんとのNEC所属契約について”. NEC (2020年2月21日). 2020年2月27日閲覧。
  21. ^ "安田祐香、プロ5年目で悲願のツアー初優勝 16歳で日本女子アマVの「ミレニアム世代". 日刊スポーツ. 日刊スポーツ新聞社. 2024年9月22日. 2024年9月22日閲覧
  22. ^ 安田祐香(やすだ・ゆうか)17歳「目標は"日本女子アマ連覇"」 |”. あすリートチャンネル(読売テレビ) (2018年6月30日). 2020年1月1日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]