コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

安藤貞雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安藤 貞雄あんどう さだお
人物情報
生誕 1927年????
日本の旗 日本高知県
死没 2017年3月31日(2017-03-31)(90歳没)
日本の旗 日本広島県
出身校 関西大学ロンドン大学
学問
研究分野 言語学
研究機関 島根大学広島大学安田女子大学関西外国語大学
学位 文学博士
テンプレートを表示

安藤 貞雄(あんどう さだお、1927年-2017年3月31日[1])は、日本言語学者英語学者。学位は、文学博士名古屋大学論文博士・1978年)(学位論文クリストファー・マーロウの言語の記述統語論」)。広島大学名誉教授。

経歴

[編集]

1927年、高知県生まれ。関西大学専門部で学ぶが、1944年に中退。

戦後の1949年、文部省英語教員検定試験に合格。1973年よりロンドン大学に留学。1978年、学位論文『クリストファー・マーロウの言語の記述統語論』を名古屋大学に提出して文学博士の学位を取得。島根大学教授、後に広島大学教授となり、教鞭をとった。1990年に広島大学を定年退官し、名誉教授となった。その後は安田女子大学教授、2002年からは関西外国語大学教授として教鞭をとった。

2017年、肺炎のため、自宅のあった広島県西区の病院で死去[1]。享年89歳。

受賞・栄典

[編集]
  • 1976年:市河賞を受賞。
  • 2006年:英語語法文法学会賞を受賞。

著書

[編集]
  • 現代英語の慣用と語法 文建書房 1967
  • 前置詞のポイント 研究社出版 1967.10(高校英語ポイントシリーズ)
  • 英語語法研究 研究社出版 1969
  • 英語教師の文法研究 正続 大修館書店 1983-85(英語教師叢書)
  • 英語の論理・日本語の論理 対照言語学的研究 大修館書店 1986.7
  • 英米語用法小事典 英語語法の最新情報 大修館書店 1992.1
  • 基礎と完成新英文法 改訂版 数研出版 1994.4 [2]
  • 英語学の視点 1996.9(開拓社叢書3)
  • 英語史入門 現代英文法のルーツを探る 開拓社 2002.10
  • 現代英文法講義 開拓社 2005.10
  • 英文法を探る 2007.9(開拓社叢書18)
  • 英語の文型 -文型がわかれば、英語がわかる- 開拓社 2008.3(開拓社 言語・文化選書5)
  • 英語の前置詞 開拓社 2012.6(開拓社 言語・文化選書31)

共編著

[編集]
  • 作家別英米現代文の新解釈 小林清一共著 泰文堂 1957
  • 機能英文法 大島新共著 大盛堂書房 1964
  • 新クラウン英語熟語辞典 大塚高信、小林清一共編 三省堂 1965
  • 高校生の機能英文法 大島新共著 大盛堂書房 1965.4
  • 「最新」高校生の英文法 高橋盛雄共著 大盛堂書房 1969.1
  • 最新高校生の基礎英文法 高橋盛雄共著 大盛堂書房 1979.1
  • 英語学の歴史 林哲郎共著 英語学入門講座 第3巻 英潮社新社 1988.4
  • 英文法小事典 樋口昌幸共編著 北星堂書店 1991.6
  • 生成文法用語辞典 チョムスキー理論の最新情報 小野隆啓共著 大修館書店 1993.3
  • 研究社現代英米語用法事典 山田政美共編著 研究社 1995.2
  • 英語学入門 澤田治美共編 開拓社 2001.11

翻訳

[編集]

記念論集

[編集]
  • ことばと文学と文化と 安藤貞雄博士退官記念論文集 沢田治美ほか編 英潮社新社 1990.11

脚注

[編集]
  1. ^ a b 訃報 安藤貞雄氏(あんどう・さだお=広島大名誉教授、英語学・日英対照言語学) 中国新聞 2017年4月4日付
  2. ^ 【新装版】基礎と完成 新英文法 (一歩進める英語学習・研究ブックス) として2021年4月20日に再発売。