宗谷真爾
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宗谷 真爾 | |
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誕生 |
宗谷 真 1925年12月25日 千葉県野田市 |
死没 | 1991年4月22日(65歳没) |
職業 | 小説家、医師 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 慶應義塾大学医学部 |
活動期間 | 1962年 - 2002年 |
代表作 | 『なっこぶし』 |
主な受賞歴 |
中央公論新人賞(1963年) 農民文学賞(1963年) |
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宗谷 真爾(そうや しんじ、1925年12月25日 - 1991年4月22日)は、日本の小説家、医師。
千葉県野田市生まれ。本名・真(しん)。慶應義塾大学医学部卒業。学生時代から『文芸首都』同人となり小説を書く。のち第三次『批評』に参加し、1963年「鼠浄土」で中央公論新人賞[1]、「なっこぶし」で農民文学賞[2] を受賞し、郷里で小児科医として開業しながら作家活動をおこなう。リアリズムの系列と幻想文学の系列とがあり、関心はアンコール・ワットおよびアジアの多神教、浮世絵、民俗学など多方面にわたった。
著書
[編集]- 動悸と人形 第二書房 1961
- なっこぶし 河出書房新社 1964/鼠浄土 中公文庫 1979
- 生命存在と文学 現代思潮社 1964
- 風媒花 ある少女の性遍歴 真珠社 1967
- 蟻の塔 野田書房 1969
- アンコール文明論 エロスと蛇神 紀伊国屋新書 1969
- アンコール史跡考 エロスと蛇神 中公文庫 1980
- 風のなかへ 野田書房 1970 (野田豆本)
- 陰陽師 真珠社 1970
- 影の神 世界書院 1971
- どくとるソーヤの冒険 ヨーロッパの文明と女たち 番町書房 1972
- エロスと涅槃 冬樹社 1973
- 照範上人と団十郎 崙書房 1974
- 影の美学 新潮社 1975
- ミュトス・エロチカ 詩文 野田書房 1976
- 蛇神の塔 人柱伝説 野田書房 (野田豆本) 1978.5
- 王朝妖狐譚 中央公論社 1978.6/中公文庫 1981.4
- 虐殺された神 秘譚島原の乱 中央公論社 1981.9
- わがイマージュ狂詩曲 (日本きゃらばん文庫)大和美術印刷出版部 1981.9
- 小説山椒太夫考 野田書房 1982.1
- 炎と虹の風景 女優川上貞奴物語 崙書房 1982.8
- 竜宮譚 稗史泥祭縁起 野田書房 1984.3
- 写楽絵考 日本文化叢書2.大和書房 1985.9
- 臍譚 未来書房 1986
- メメッチャブロの足あと 野田書房 1986.4
- インド・東南アジア紀行 エロスの神々を訪ねて 中央公論社 1986.9/中公文庫 1991
- 風と影のエロス どくとる風来也ファンタジア 大和書房 1987.3
- 宗谷真爾集 あさひふれんど千葉(房総文芸選集) 1991.1
脚注
[編集]- ^ “中央公論新人賞”. 中央公論新社. 2010年4月26日閲覧。
- ^ “地方記者席:上花輪医師宗谷真爾氏の農民文学賞受賞祝賀会”. 朝日新聞: p. 地方面. (1963年5月26日) 2010年4月26日閲覧。