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定塚由美子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
内閣審議官時の定塚

定塚 由美子(じょうづか ゆみこ、1962年3月19日 - )は、日本の労働厚生労働官僚

夫は裁判官法務省訟務局長札幌地方裁判所長東京高等裁判所部総括判事を歴任した定塚誠

埼玉県出身[1]。2人の子供がいる。

人物

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1984年に東京大学法学部を卒業後、労働省に入省。内閣府男女共同参画局参事官、同局推進課長、厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長など、女性の社会進出に関わる部署を歴任した。

2014年より、内閣官房内閣人事局内閣審議官2018年加藤勝信厚生労働大臣の下、厚生労働省の組織管理、内部部局の調整などを行う筆頭部局である厚生労働省大臣官房長に女性初の就任[2]

2019年、毎月勤労統計調査における統計不正問題では、官房長として対応を行ったが、国会での不正確な答弁などが問題となり、官房長の格下ポストとされる人材開発統括官に異動となり、事実上更迭された[3][4][5]。2020年、退職。

経歴

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  • 1983年 - 国家公務員採用上級試験(甲種・法律)合格
  • 1984年 - 東京大学法学部卒業
  • 1984年 - 労働省入省(婦人少年局婦人労働課)
  • 1984年 - 労働省婦人局婦人政策課
  • 1985年 - 神奈川県労働部職業安定課
  • 1986年 - 労働省大臣官房政策調査部産業労働調査課
  • 1987年 - 労働省労政局労政課
  • 1989年 - 労働省職業安定局高齢・障害者対策部障害者雇用対策課
  • 1991年 - 労働省婦人局婦人政策課
  • 1992年 - 労働省婦人局婦人福祉課長補佐
  • 1993年 - 岡山県地域振興部国際交流課長
  • 1995年 - 自治省行政局公務員部公務員課長補佐
  • 1997年 - 労働省婦人局婦人労働課長補佐
  • 1997年 - 労働省労政局勤労者福祉部福祉課長補佐
  • 1998年 - 労働省労政局勤労者福祉部企画課長補佐
  • 1999年 - 勤労者退職金共済機構総務部総務課長
  • 2001年 - 厚生労働省医薬局総務課医薬情報室長
  • 2003年 - 内閣府男女共同参画局参事官(調査担当)
  • 2004年 - 同局推進課長
  • 2007年 - 厚生労働省雇用均等・児童家庭局職業家庭両立課長
  • 2010年 - 厚生労働省社会・援護局福祉基盤課長
  • 2012年 - 厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課長
  • 2014年 - 内閣官房内閣人事局内閣審議官(女性活躍推進、服務・勤務時間、福利厚生及びハラスメント防止、ワーク・ライフ・バランス担当)[6]
  • 2016年 - 厚生労働省社会・援護局長
  • 2018年 - 厚生労働省大臣官房長[7]
  • 2019年 - 厚生労働省人材開発統括官
  • 2020年 - 退職
  • 2021年 - 東急不動産ホールディングス取締役、日本司法支援センター理事、清水建設取締役[8]
  • 2023年 - 公益財団法人21世紀職業財団会長

脚注

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  1. ^ “厚労省官房長に樽見氏”. 日本経済新聞. (2016年6月14日). https://www.nikkei.com/article/DGXLASDF14H05_U6A610C1EAF000/ 2019年3月16日閲覧。 
  2. ^ 官界の女性初の次官には松原亘子労働次官のほか、厚労省の局長・次官経験者に村木厚子らがいるが、官房長では初
  3. ^ 厚労省初の女性官房長、事実上の更迭 統計不正問題”. 朝日新聞. 2021年4月25日閲覧。
  4. ^ 厚労省官房長、事実上の降格 統計不正問題対応受け”. 日本経済新聞. 2021年9月25日閲覧。
  5. ^ 厚労省官房長「更迭」統計不正問題で中央省庁人事”. 朝日新聞. 2021年10月20日閲覧。
  6. ^ 女性国家公務員からのメッセージ”. www.cas.go.jp. 2019年3月8日閲覧。
  7. ^ 厚労省:次官に鈴木俊彦氏昇格 官房長には定塚由美子氏”. 毎日新聞. 2019年3月8日閲覧。
  8. ^ 国家公務員法第106条の25第1項等の規定に基づく国家公務員の再就職状況の報告(令和3年7月1日 - 同年9月30日分)令和3年12月21日内閣官房内閣人事局
先代
吉本明子
厚生労働省人材開発統括官
2019年 - 2020年
次代
小林洋司
先代
樽見英樹
厚生労働省大臣官房長
2018年 - 2019年
次代
土生栄二
先代
石井淳子
厚生労働省社会・援護局長
2016年 - 2018年
次代
谷内繁