宝生英雄
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宝生 英雄(ほうしょう ふさお、1920年2月18日 - 1995年9月14日)とは、シテ方宝生流能楽師。シテ方宝生流十八代宗家。
宝生九郎重英(十七代宗家)の長男。4歳で初舞台「隅田川」子方、11歳で祝言「金札」にて初シテを勤めるなど、流儀の統領となるべく生育、若年より英才の名を受ける。戦時中は軍務にあり、中国を転戦、復員後は、先代を補佐して水道橋能楽堂建設に尽力した。1974年に宗家を継承。当時懸案であった新能楽堂の建設に奔走し、1979年、現在の宝生流能楽堂を完成させた。能楽協会[1]理事、日本能楽会会長を歴任するなど、能楽界のリーダー格として活躍、海外公演にも積極的に取り組み、普及を図った。
著書
[編集]- 能の型(わんや書店 1982年)
謡曲集
[編集]脚注
[編集]- ^ 公益社団法人 能楽協会
参考文献
[編集]- 能楽 宝生流(公益社団法人 宝生会 2019年3月24日 第一刷 発行)