宮口しづえ
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宮口 しづえ(みやぐち しずえ、1904年9月2日 - 1994年7月5日)は、日本の児童文学作家。
経歴
[編集]長野県小諸市生まれ。松本女子師範学校卒業。1927年から1934年まで木曽・馬籠の神坂小学校教師を務め、その後は臨時教員となる。戦後は島崎藤村全集の編纂を行う。1955年から童話を執筆し、1957年に信州児童文学会の前身である「とうげの旗の会」に入会。同人誌「とうげの旗」に作品を発表する傍ら、同会の整備と拡大に尽力し、1971年には発展組織である信州児童文学会の会長に就任、同年、少年少女向け雑誌である文学誌「とうげの旗」を創刊した。
1957年に『ミノスケのスキー帽』で児童文学者協会新人賞、1958年『ゲンと不動明王』で未明文学賞、1974年『箱火ばちのおじいさん』で野間児童文芸推奨作品賞、1980年『宮口しづえ童話全集』全八巻で赤い鳥文学賞受賞。
著書
[編集]- ミノスケのスキー帽 筑摩書房 1957
- ゲンと不動明王 筑摩書房 1958
- 山の終バス 筑摩書房 1960
- ゲンとイズミ 筑摩書房 1964
- たろなにみてるの 小峰書店 1966
- おばあさんとくろうし 鈴木学術財団 1967 (ジャータカえほん)
- 宮口しづえ児童文学集 全5巻 小峰書店 1969
- 箱火ばちのおじいさん 筑摩書房 1974
- キタじいと木曽馬 ポプラ社 1975
- 胸にともる灯 筑摩書房 1975
- 木曽の街道端から 筑摩書房 1977.1
- 宮口しづえ童話全集 全8巻 筑摩書房 1979
- 宮口しづえ童話名作集 一草舎出版 2009.6
出典
[編集]- 「郷土歴史人物事典 長野」第一法規 1978年