宮岡謙二

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宮岡 謙二(みやおか けんじ、1898年[1]-1978年)は、日本の経営者兼作家。元別府亀の井ホテルの社長。

ホテル経営の傍ら執筆。

子は6人。その内の一人は、トリニトロンカラーテレビ開発元ソニー常務の宮岡千里で、甥は元日本郵船社長の宮岡公夫

経歴[編集]

1922年 慶應義塾大学政治科卒業大阪商船入社。以後、上海、ブエノスアイレスなどに勤務した。

1946年 大阪商船退職。別府亀の井ホテル入社。同ホテル北、不老町の社宅に住む。その間、国際ロータリー・クラブの発展につくし、また町内の役員もやり近所の住民からも好かれる。

1954年 1954年4月『死面列伝・旅芸人始末書:異国遍路』を執筆。この本はその後、『死面列伝・旅芸人始末書:異国遍路.明治会見記』宮岡謙二筆. 樋口配天著クレス出版2007年9月[復刻版]日本人物詩選集/記田順一郎監修・解説 第8巻に納められる。

1970年 別府亀の井ホテル社長を退職。

1978年 死去(80歳)。

主な著書[編集]

  • 『死面列伝・旅芸人始末書:異国遍路』出版地 別府、私家限定版1954年4月発行
  • 『異国遍路旅芸人始末書』修道社、私家限定版として1959年発行、その後、中央公論社より中公文庫として1978年5月発行
  • 『娼婦:海外流浪記』三一書房、1968年(三一新書)

脚注[編集]

  1. ^ 『異国遍路 旅芸人始末書』の表紙カバー 著者紹介