宮田亜佐
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日本の推理作家。神奈川県三浦市生まれ。幻影城新人賞の最終候補作品「 (おしょうろぶね)」でデビューした。 (みやた いっせい)名義でも長編を刊行している。
(みやた あさ、1928年 - 没年不明)は来歴
[編集]本名は亀田好雄。旧善隣外事専門学校中退。三浦市役所に勤務[1]。1975年に募集が開始された第1回幻影城新人賞小説部門に「お精霊舟(おしょうろぶね)」を投じ、受賞は逃したものの「推薦新人」の作として掲載され、デビューした。同じ回で同じく推薦新人としてデビューした作家に筑波耕一郎がいる。この回の入選は村岡圭三、佳作は泡坂妻夫、田中文雄だった。
幻影城新人賞の受賞者を中心に結成された「影の会」のメンバー。デビュー作を含め、『幻影城』に5短編が掲載されている。また、幻影城ノベルスからは長編『火の樹液』が刊行されている。
作品リスト
[編集]雑誌掲載
[編集]- お精霊舟 (No.15、1976年3月号)
- 『甦る「幻影城」Ⅲ 不朽の名作』(1998年3月、角川書店 カドカワ・エンタテインメント)
- 白い釣瓶 (No.17、1976年5月号)
- 実朝の首 (No.21、1976年8月号)
- 決算委員会 (No.30、1977年5月号)
- ガセネタ・ヤポン (No.39、1978年新年増刊号)
単行本
[編集]- 宮田亜佐名義
- 火の樹液 (1978年4月、幻影城 〈幻影城ノベルス〉)
- 宮田一誠名義
- 三浦岬『民話』殺人事件 (1987年3月、廣済堂出版 〈廣済堂ブルーブックス〉)ISBN 978-4331052631
- 三浦半島殺人岬 (1988年5月、大陸書房 〈大陸ノベルス〉)ISBN 978-4803315042
脚注
[編集]- ^ 『甦る「幻影城」Ⅲ 不朽の名作』(1998年3月、角川書店)の著者紹介参照