寂日坊
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寂日坊(じゃくにちぼう)は、日蓮正宗総本山大石寺の塔中坊の一つ。表塔中にある。古来、代官坊とも称されている。
歴史
[編集]- 1290年(正応3年) - 大石寺創建と同時に寂日坊日華師を開基として建立される。
- 1637年(寛永14年) - 17世日精が現在の本堂安置の常住板御本尊を書写。
- 1887年(明治20年)2月22日 - 改築される。
- 1907年(明治40年)9月3日 - 後の第57世法主日正が住職となる。
- 1909年(明治42年)10月1日 - 後の第60世法主日開が住職となる。
- 1984年(昭和59年)10月10日 - 第67世日顕の大導師により現本堂新築落慶法要が行われる。
概要
[編集]- 住職が法主の代官を務め(現在は主任理事や執事が務める)、貴人(三位以上)の宿坊になった事から門が赤(他の坊は黒または白木)である。有職故実によれば、朱塗門は勅許が無くては建てることを許されなかった。
- 本堂は7間四方(他の坊は50~60畳程度)で他の坊と違い広間(食事や休憩をする部屋)より広く作られている。
- 大石寺の塔中坊としては珍しく、客殿と同様に本尊の両脇に日蓮と日興の御影像が安置されている。