富山銀行
本店(2019年10月) | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
本店所在地 |
日本 〒933-8606 富山県高岡市下関町3番1号 |
設立 | 1954年(昭和29年)2月1日[2] |
業種 | 銀行業 |
法人番号 | 9230001011196 |
金融機関コード | 0145 |
事業内容 | 預金業務、貸出業務、有価証券売買業務・投資業務、為替業務など |
代表者 | 代表取締役頭取 中沖雄 |
資本金 |
67億30百万円 (2020年3月31日現在) |
発行済株式総数 |
5,444万4千株 (2020年3月31日現在) |
純利益 |
連結:7億25百万円 単体:7億10百万円 (2020年3月31日現在) |
純資産 |
連結:308億40百万円 単体:291億50百万円 (2020年3月31日現在) |
総資産 |
連結:5,465億48百万円 単体:5,029億57百万円 (2020年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:332人 単体:327 人 (2023年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
北陸銀行 4.29% ホクタテ 3.28% トナミホールディングス 2.95% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口4) 2.84% 富山銀行従業員持株会 2.70% 三協立山 2.57% 損害保険ジャパン日本興亜 2.08% 北國銀行 2.02% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口) 1.75% 日本海ガス 1.74% (2015年3月31日現在) |
主要子会社 | #関連会社参照 |
外部リンク | https://www.toyamabank.co.jp/ |
富山銀行のデータ | |
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法人番号 | 9230001011196 |
店舗数 | 39店 |
貸出金残高 | 2,740億62百万円 |
預金残高 | 4,152億16百万円 |
特記事項: (2014年3月31日時点) |
株式会社富山銀行(とやまぎんこう、英文名:The Bank of Toyama, Ltd.)は、富山県高岡市に本店を置く地方銀行。
概要
東証スタンダード上場の第一地方銀行である。小規模ではあるが堅実な経営で知られている。富山県外には石川県金沢市に店舗を構えている。
2014年10月2日、東証2部に上場し[3]、2015年10月28日同1部に指定替えとなった[4]。2022年の市場再編に伴いスタンダード市場上場となった。
2015年11月24日には、県中央部の基幹店と位置付ける小杉支店(射水市)が新築オープンしたほか[5]、2016年上期中には金沢事務所(金沢市)を営業所に昇格させ、[6]また、2017年2月には「金沢営業部」として、県外初の窓口店舗を有するようになった。
沿革
- 1954年(昭和29年)2月1日 - 富山産業銀行開業[2]。当時は高岡市源平町に本店が置かれていた[7]。
- 1954年(昭和29年)8月 - 井波信用金庫から事業譲渡[8]。
- 1964年(昭和39年)11月4日 - 旧北陸銀行高岡支店(守山町)に本店を移転[9]。
- 1967年(昭和42年)8月 - 富山銀行に行名改称。
- 1993年(平成5年)11月 - 名古屋証券取引所市場第二部に上場。
- 2002年(平成14年)6月 - 北陸銀行とメール便を共同化。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)2月 - インドネシアの商業銀行「バンク ネガラ インドネシア」と業務提携[12]。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2019年(令和元年)11月25日 - 高岡駅前東地区の下関町に本店を移転[15][16][17][18][19]。
- 2021年(令和3年)9月 - オペラ歌手・澤武紀行を起用したテレビコマーシャルを制作[20]。
- 2023年(令和5年)12月4日 - ローソン銀行の「即時口座決済サービス」に参加。これにより、ローソン銀行ATMで富山銀行の口座から「au PAY」にチャージができるようになる[21][22]。
歴代頭取
代 | 氏名 | 期間 | 備考 |
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1 | 米田元吉郎 | 1954年2月 - 1972年4月 | |
2 | 米田寿吉 | 1972年5月 - 1993年5月 | |
3 | 高柳卓三 | 1993年6月 - 2009年5月 | 日本銀行出身 |
4 | 齊藤栄吉 | 2009年6月 - 2020年5月19日 | 日本銀行出身 |
5 | 中沖雄 | 2019年5月20日 - | 日本興業銀行出身 |
情報処理システム
かつてはNTTデータのSTAR-ACEを採用していたが、2012年(平成24年)5月から同社のSTELLA CUBEへ移行した[23][24]。
自動機サービス
同行の通帳・キャッシュカードを同行ATM(他行幹事による共同CDは除く)にて入出金した場合は、時間外を含めて完全無料で利用できる(ただし振込の場合は、別途振込手数料が必要である)。また、2012年10月9日からは、金沢信用金庫のATMを利用した場合でも時間外も含めて無料となっている。法人カードが提携先で無料で利用できるのは、ゆうちょ銀行とセブン銀行となっている。
- ゆうちょ提携
- 同行ATMは前述の通り富山県内にしか展開されていないことから、その利便性を図るため、同行のキャッシュカードを全国のゆうちょ銀行ATMでの利用の場合、利用可能な全時間帯(平日8:00 - 21:00と土曜・日曜・休日9:00 - 17:00)に入出金を行った場合も時間外を含めて手数料が徴収されない。
- イオン銀行との提携
- 全国のイオングループに設置のイオン銀行ATMでも出金可能で、平日8:45 - 18:00の間に限り手数料無料で利用できる(逆にイオン銀行のキャッシュカードを富山銀行ATMにて出金した場合も同様な手数料体系で利用できる)。
- セブン銀行との提携
- 2013年1月21日より、全国のセブンイレブン、イトーヨーカドー等に設置してあるセブン銀行のATMを利用できるようになった。利用可能な全時間帯(平日8:00 - 21:00と土曜・日曜・休日9:00 - 17:00)において手数料が徴収されない[25]。
店舗
本店
1964年から2019年まで高岡市守山町の旧高岡共立銀行本店の建物に本店を置いており、「赤レンガの銀行」として市民より親しまれていた。
高岡駅前に総事業費約48億円を投じ建設を進めてきた新本店は、2019年11月25日から営業を開始した。新本店は地上8階建て、延床面積は6422㎡。西側壁面は夜間にLEDでライトアップされる[27]。
新本店の開業を機に窓口営業の終了時間を午後3時から同7時まで延長し、仕事帰りの人からの相談に対応している[27]。また事務系から審査部門までの幅広い部署にフリーアドレス制を新規に導入するなど、職場づくりにも新機軸を打ち出した[19]。
支店
-
黒部支店
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氷見支店
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福光支店
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城端支店
関連会社
- 富山リース株式会社
- 富山保証サービス株式会社
脚注
出典
- ^ 有価証券報告書内2021年3月期有価証券報告書 - 株式会社富山銀行 2021年6月30日
- ^ a b 北陸銀行調査部百年史編纂班編 『創業百年史』 北陸銀行、1978年3月。
- ^ “新規上場会社概要” (PDF). 株式会社東京証券取引所上場部 (2014年9月25日). 2014年10月28日閲覧。
- ^ 「富山銀行が東証1部に昇格」『北日本新聞』 2015年10月28日
- ^ 「富山銀行小杉支店移転オープン 県中央部の基幹店に」『北日本新聞』 2015年11月25日
- ^ 「金沢「営業所」に昇格へ 富山銀」『北日本新聞』 2015年11月12日
- ^ 『高岡市市制100年記念誌 たかおか-歴史との出会い-』(1991年12月、高岡市発行)363頁。
- ^ 『創業十年の回顧』 全国信用金庫連合会、1960年。
- ^ 富山銀行60年史(2015年(平成27年)2月、富山銀行発行)73ページ
- ^ “金沢信金の22人地域貢献誓う 富山銀行入行式”. 北日本新聞 (北日本新聞社). (2012年9月30日)
- ^ “金沢信金、富山から撤退 3店を譲渡”. 北國新聞 (北國新聞社). (2011年9月17日)
- ^ “インドネシアの銀行と業務提携 富山銀”. 北日本新聞 (北日本新聞社). (2013年2月22日)
- ^ 『東京駅前への「アフターサービス共同窓口」の設置について』(プレスリリース)株式会社富山銀行 株式会社百五銀行 株式会社京葉銀行 株式会社十六銀行 株式会社第三銀行 株式会社筑波銀行 株式会社長野銀行 株式会社名古屋銀行 日本ATM株式会社、2015年4月21日 。2015年4月22日閲覧。
- ^ 「ファミマに銀行窓口、地銀8行 通帳再発行など」 『日本経済新聞電子版』2015年4月21日
- ^ 北日本新聞 2016年5月12日付1面『富山銀行本店 高岡駅前移転』より
- ^ “富山銀、本店を移転新築 19年春完成へ 築102年で老朽化”. 日本経済新聞. (2016年5月12日) 2016年5月28日閲覧。
- ^ 『本店移転新築「発展への城」富山銀が地鎮祭』北日本新聞 2018年1月23日5面
- ^ 『コンサル強化 成長狙う 富山銀新本店オープン』北日本新聞 2019年11月26日6面
- ^ a b “富山銀行、新本店に移転 自行が「生き残るための城」”. 日本経済新聞. (2019年11月25日) 2020年1月11日閲覧。
- ^ 『北日本新聞』2023年1月5日付9面全面広告『新春対談 原点は人とのつながり』より。
- ^ “ローソン銀行の「即時口座決済サービス」への参加および「モバイル Suica」、「au PAY」、 「WebMoney プリペイドカード」への電子マネーチャージサービスの開始について”. 富山銀行. 2023年12月12日閲覧。
- ^ “富山銀行の即時口座決済サービス参加について”. ローソン銀行. 2023年12月12日閲覧。
- ^ “富山銀、システム刷新やローン強化 収益向上へ3年計画”. 日本経済新聞. (2012年2月25日) 2014年4月30日閲覧。
- ^ “NTTデータ基幹系共同センター「STELLA CUBE®」但馬銀行・富山銀行・長野銀行サービス開始”. 株式会社NTTデータ. (2012年5月7日) 2014年4月30日閲覧。
- ^ 株式会社セブン銀行とのATM利用提携開始について - 富山銀行 ニュースリリース 2013年1月17日
- ^ 高岡市観光ポータルサイト たかおか道しるべ. “赤レンガの銀行(旧富山銀行本店)”. 公益社団法人高岡市観光協会 高岡市観光交流課 2022年12月14日閲覧。
- ^ a b 「新本店で営業開始 富山銀」『読売新聞』富山版 2019年11月26日