富田広士
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富田 広士(とみた ひろし、1950年 - )は、日本の政治学者。慶應義塾大学法学部名誉教授。専門は、中東政治経済論。
来歴・人物
[編集]1966年千代田区立麹町中学校、1969年都立日比谷高校、1974年に慶應義塾大学法学部各卒業。1979年、同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。
父は警察庁要職を経て宮内庁長官を務めた富田朝彦。祖父は北海道銀行初代頭取の島本融。
著書
[編集]共編著
[編集]- (小田英郎)『中東・アフリカ現代政治――民主化・宗教・軍部・政党』(勁草書房, 1993年)ISBN 4326300825、ISBN 978-4326300822
- (横手慎二)『地域研究と現代の国家』(慶應義塾大学出版会, 1998年)ISBN 4766407148、ISBN 978-4766407143
- (小林良彰・粕谷祐子)『市民社会の比較政治学』(慶應義塾大学出版会, 2007年)ISBN 4766413636、
論文
[編集]- 「アメリカの対サウジアラビア政策 1941年-1945年」『法学研究』51巻9号(1978年)
- 「エジプト政府の貧困対策について」遠峰四郎教授退職記念論文集『法学研究』54巻3号(1981年)
- 「サダト政権の国内『自由化』政策 1974-1978年」『国際政治』73号(1983年)
- 「エジプト・サダト政権初期の国内政治 1970-73年」石川忠雄教授退職記念号『法学研究』60巻1号(1987年)
- 「エジプト・1952年革命における社会経済改革の位置」『法学研究』61巻5号(1988年)
- 「アラブ政権の正統性――ヨルダンとエジプト」『法学研究』62巻9号)1989年)
- 「1960年代エジプトにおける自由化の萌し」『法学研究』68巻10号(1995年)
- 「中東におけるデモクラシーの可能性――アラブ地域」『聖学院大学総合研究所紀要』6号(1995年)
- 「経済自由化萌芽期の対外環境――1960年代前半のエジプト」『法学研究』71巻1号(1998年)
- 「エジプト、ザカリア・モヒエッディーン内閣期の開発政策 1965年-1966年」山田辰雄教授退職記念号『法学研究』75巻1号(2002年)