粕谷祐子
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粕谷 祐子(かすや ゆうこ)は、日本の政治学者。専門は、比較政治学・政治体制論・民主主義論・東南アジア政治・フィリピン政治。慶應義塾大学法学部教授。
略歴
[編集]新潟県出身。1990年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1993年 (オランダ) Institute of Social Studies (M.A. in Development Studies 修了)、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学、2005年カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了(Ph.D.)[1][2]。
2000年日本学術振興会特別研究員。2003年上智大学比較文化学部非常勤講師。2004年慶應義塾大学法学部専任講師、2007年准教授、2012年教授。
著書
[編集]単著
[編集]- 『比較政治学』(ミネルヴァ書房, 2014年)
- Presidential Bandwagon: Parties and Party Systems in the Philippines (Keio University Press/Anvil, 2009)
編著
[編集]- (根本敬)『アジアの独裁と「建国の父」―― 英雄像の形成とゆらぎ』(彩流社, 2024年)
- 『アジアの脱植民地化と体制変動――民主制と独裁の歴史的起源』(白水社, 2022年)
- (Kenji Kushida, Eiji Kawabata) Information Governance in Japan: Towards a New Comparative Paradigm (SVNJ eBook series, 2016)
- Presidents, Assemblies and Policy-making in Asia (Palgrave Macmillan, 2013)
- (Nathan Quimpo) The Politics of Change in the Philippines (Anvil, 2010)
- 『アジアにおける大統領の比較政治学』(ミネルヴァ書房, 2010年)
- (小林良彰, 富田広士)『市民社会の比較政治学』(慶應義塾大学出版会, 2007年)
翻訳
[編集]- (アダム・プシェヴォルスキ)『それでも選挙に行く理由』(山田安珠共訳, 白水社, 2021年)
- (今井耕介)『社会科学のためのデータ分析入門』(原田勝孝・久保浩樹共訳, 岩波書店, 2018年)
- (ポール・ピアソン)『ポリティクス・イン・タイム』(監訳, 勁草書房, 2010年)
- (R・グラボウスキー, S・セルフ, M・P・シールズ)『経済発展の政治経済学』(山本一巳・坂井秀吉・堀金由美共訳, 日本評論社, 2008年)
- (アーレンド・レイプハルト)『民主主義対民主主義――多数決型とコンセンサス型の36ヶ国比較研究』(勁草書房, 2005年)
学会活動
[編集]V-Dem East Asia Regional Center Director (2019/12-現在) 日本比較政治学会会長(2022/6 - 2024/6) 世界政治学会(International Political Science Association)副会長(2018/7-2021/7) 日本政治学会理事(2016-2018) 日本比較政治学会理事(2016-2022)