寺嶋宗一郎
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寺嶋 宗一郎(てらしま そういちろう、1892年(明治25年)11月5日[1] - 1969年(昭和44年)1月5日[1])は、日本の社会運動家、政治家。初代大阪府枚方市長、同市名誉市民。
経歴
[編集]大阪府交野郡山田村中宮(のち北河内郡山田村、現枚方市)で生まれる[1]。小学校高等科1年を修了した[1]。
1919年、大阪砲兵工廠の職工に採用され、農業も営んだ[1]。農民運動に加わり、1922年、日本農民組合(日農)山田支部の結成、農民学校の開設を行う[1]。1925年、日農大阪府連が設立し常務書記兼主筆に就任[1]。日本労農党に入党し、山田村会議員、枚方町会議員、大阪府会議員などを務めた[1][2]。
戦後、日本社会党に入党[1]。1946年4月の第22回衆議院議員総選挙で大阪府第2区(当時)から諸派として立候補したが落選[3]。1947年、枚方町長に就任[2]。同年8月1日、市制が施行され初代枚方市長に就任[2]。1955年4月29日に市長を退任[2]。1959年5月1日、再度枚方市長に就任し、通算四期務めて、1967年4月30日に退任[2]。この間、公設市場の再設置、市民病院の設立、衛生研究所の設置、教育施設の整備、市道の整備、水道事業の拡充、下水道の整備など、戦災からの復興と市の基盤整備に尽力した[2]。1968年に名誉市民となった[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『市民・社会運動人名事典』日外アソシエーツ、1990年。
- 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第2巻、歴代知事編纂会、1984年。
- 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。