小坂流加
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小坂 流加 (こさか るか) | |
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誕生 |
1978年7月4日 日本・静岡県三島市 |
死没 | 2017年2月27日(38歳没) |
職業 | 作家 |
代表作 | 『余命10年』(2007年) |
主な受賞歴 | 静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」大賞(2017年) |
デビュー作 | 『余命10年』(2007年) |
ウィキポータル 文学 |
小坂 流加(こさか るか、 1978年7月4日 - 2017年2月27日)は、日本の小説家。静岡県三島市出身。 第3回講談社ティーンズハート大賞で期待賞受賞。難病である原発性肺高血圧症[注 1]を患っていた小坂は『余命10年』の文庫版の編集が終わった直後に病状が悪化し、2017年2月に38歳という若さで逝去した[2][3]。
人物
[編集]四人姉妹の末っ子として生まれ、子どもの頃から小説を書くのが好きだったという[4][5]。
大学卒業後に、原発性肺高血圧症を発症しながらも執筆活動を続け、『余命10年』を文芸社に自費出版として持ち込んだところ、書籍化が決定し、念願の小説家デビューを果たしている[4][5]。
オーガニックなものが好きで、花や植物を身の回りに絶やさなかった[5]。映画『余命10年』の監督の藤井道人は、このことを聞いて、小松菜奈演じる高林茉莉が小説を書くデスクの周りには季節の花を飾って、その一つ一つに花言葉の意味を込めている[5]。
作品
[編集]- 『余命10年』- 2007年刊行。2017年に文庫版刊行。発行部数累計80万部(2022年3月時点)[6][7]。2017年に静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」大賞を受賞[2]。映画化され、2022年3月4日に公開された[8]。
- 『生きてさえいれば』- 2018年刊行。発行部数累計25万部(2022年3月時点)[6]。作者が逝去した約半年後に、愛用のパソコンに残されていた原稿を家族が発見。文芸社編集部に託し、刊行されることとなったものである[9]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “PAH患者さんの数”. あなたのあしたにヒカリを. ヤンセンファーマ株式会社. 2022年3月6日閲覧。
- ^ a b “「生」問う遺作、輝き放つ 三島の作家、故小坂流加さん|静岡新聞アットエス”. web.archive.org (2019年2月18日). 2021年1月9日閲覧。
- ^ “余命10年』早逝の作家・小坂流加の“最初で最後”の小説に映画化熱望の声続々!”. ほんのひきだし (日本出版販売株式会社). (2018年6月29日) 2022年1月15日閲覧。
- ^ a b “「余命10年」原作者の小坂流加さん、自費出版の持ち込みから小説家デビュー&映画化”. ORICON NEWS (株式会社oricon ME). (2022年2月10日) 2022年2月11日閲覧。
- ^ a b c d 『余命10年』パンフレット、編集・発行:松竹株式会社事業推進部
- ^ a b 文芸社文庫NEO [@BungeishaNEO] (2022年3月18日). "/#小坂流加 作品🌸累計 #100万部 突破🎉\#余命10年:23刷 合計80万部#生きてさえいれば:11刷 合計25万部累計で105万部となり、ついに100万部を突破いたしました!皆様のおかげで達成することができました🥲心より御礼申し上げるとともに、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!". X(旧Twitter)より2022年3月19日閲覧。
- ^ “小松菜奈と坂口健太郎の幸せ溢れる姿が『余命10年』カップルショット一挙公開”. Real Sound映画部 (株式会社blueprint). (2022年2月14日) 2022年3月4日閲覧。
- ^ "夭折した小坂流加の恋愛小説「余命10年」映画化、監督は「ヤクザと家族」藤井道人". 映画ナタリー. ナターシャ. 19 August 2021. 2021年8月19日閲覧。
- ^ 『生きてさえいれば』文庫版p347「編集部による解説」