同和鉱業花岡線
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(小坂鉄道花岡線から転送)
花岡線 | |
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概要 | |
現況 | 廃止 |
起終点 |
起点:大館駅 終点:花岡駅 |
駅数 | 3駅 |
運営 | |
開業 | 1914年1月26日専用鉄道として) | (
軽便鉄道開業 | 1916年1月26日 |
廃止 | 1985年4月1日 |
所有者 |
花岡鉱山→藤田組→小坂鉄道→ 同和鉱業 |
路線諸元 | |
路線総延長 | 4.8 km (3.0 mi) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
過去の軌間 | 762 mm (2 ft 6 in)(1951年まで) |
電化 | 全線非電化 |
停車場・施設・接続路線(廃止当時) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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花岡線(はなおかせん)は、かつて秋田県大館市に存在した同和鉱業の鉄道路線。
概要
[編集]花岡鉱山からの鉱石輸送を目的として、1914年(大正3年)に花岡鉱山が開設していた専用鉄道を翌1915年(大正4年)鉱山と共に藤田組(同和鉱業の前身)が買収、同年に1909年(明治42年)に後の小坂線を開業させていた小坂鉄道に譲渡され、1916年(大正5年)に旅客営業も行う普通鉄道として開業した。
この時は、小坂線と同様に762mm軌間の軽便鉄道規格路線であったが、1951年(昭和26年)に小坂線より一足早く1067mmへ改軌され(小坂線の改軌は1962年)、国鉄との貨車直通を可能にした。1958年(昭和33年)には同和鉱業へ小坂鉄道が合併され、同社の保有となった。
しかし花岡鉱山の閉山を受け、1983年(昭和58年)に貨物営業を廃止する。その後しばらく旅客輸送は継続したが、1985年(昭和60年)に全線が廃止となった[1]。
なお残った小坂線も、1989年(平成元年)に小坂製錬へ経営が移管されたのち、2009年(平成21年)に廃止された。
路線データ
[編集]廃止時点
歴史
[編集]- 1914年(大正3年)1月26日 花岡鉱山専用鉄道として大館 - 花岡間開設
- 1915年(大正4年)
- 1916年(大正5年)1月26日 大館 - 花岡間が小坂鉄道により開業[3]
- 1951年(昭和26年)11月25日 1067mmへ改軌
- 1958年(昭和33年)2月1日 小坂鉄道が同和鉱業へ合併、同社の運営となる
- 1973年(昭和48年)11月1日 松峯駅開業
- 1983年(昭和58年)12月1日 貨物営業を廃止[4]
- 1985年(昭和60年)4月1日 全線廃止[1]
- 1995年(平成7年)6月16日 花岡線跡地の大半が同和鉱業から大館市に寄贈される
運行概要
[編集]1984年6月1日当時
- 旅客列車本数:日6往復(うち3往復は、休日と学校休校日運休)
- 所要時間:全線7分
駅一覧
[編集]駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 接続路線 |
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大館駅 | - | 0.0 | 日本国有鉄道:奥羽本線・花輪線 同和鉱業:小坂線 |
松峯駅 | 3.2 | 3.2 | |
花岡駅 | 1.6 | 4.8 |
旅客廃止後の代替輸送
[編集]2013年現在、秋北バスが一般路線バス「繋沢線・大森線・寺の沢線」を運行している。花岡線代替区間に当たる大館駅 - 花岡間では3路線合わせて20 - 60分間隔の比較的高頻度で運行している。
脚注
[編集]- ^ a b “住民らに見送られサヨナラ列車 小坂鉄道花岡線70年の鉄道史にピリオド 満員の乗客別れ惜しむ”. 秋田魁新報 (秋田魁新報社): p.18 (1985年4月1日 朝刊)
- ^ 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1915年11月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道運輸開始」『官報』1916年2月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『「花岡線の貨物輸送廃止」決定 運輸審議会が答申』昭和58年11月11日読売新聞朝刊18面秋田読売
参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 2 東北、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790020-3。