コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

小尾敏夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小尾 敏夫(おび としお、1947年 - )は、日本の国際情報通信学者。早稲田大学名誉教授。

略歴

[編集]

東京都生まれ。本姓・中村[1]。1971年慶應義塾大学経済学部卒、1973年同大学院修士課程修了、2008年「情報通信産業の国際競争力および交渉力に関する研究」で早稲田大学博士(国際情報通信学)。1973年国連開発計画企画官、国際連合(UNDP)エコノミスト、1977年コロンビア大学主任研究員、1988年労働大臣秘書官、1990年文教大学情報学部教授、2001年早稲田大学客員教授、2002年同教授、2010年早稲田大学国際学術院(大学院アジア太平洋研究科)教授。2018年定年、名誉教授となる[2]

著書

[編集]
  • 『株式会社アメリカ 政府と産業界の協調構造』サイマル出版会 1981
  • 『国際関係から見た日米問題』国際開発ジャーナル社 1984
  • 『クラッシュジャパン 日本を叩け! 本気で怒り出したアメリカ株式会社』学陽書房 1985
  • 『ジャパンシフト 大転換するアメリカ対日戦略』ティビーエス・ブリタニカ 1987
  • 『BIG2新日米分担時代の幕開け』太陽企画出版 1987
  • 『アメリカ大統領選挙と日米関係 ワシントン政治の全貌』財界通信社 1988
  • 『新通商法の脅威 日米経済摩擦は新たな段階に入った』ダイヤモンド社 1989
  • 『ブッシュ政権の全貌と対日戦略 緊迫する日米関係 ワシントン、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、カリフォルニアからの現地報告』財界通信社 1989
  • 『選択の時 日米-破局か共存か』世界文化社 1991
  • 『ロビイスト アメリカ政治を動かすもの』1991 講談社現代新書
  • 『EC統合北米FTAウルグアイ・ラウンドのすべて 世界経済の3大変革を検証する』財界通信社 1992
  • 『日米官僚摩擦』講談社 1992
  • 『日本が消滅する日 貿易立国ニッポン孤立への恐怖のシナリオ』ワニブックス 1993
  • 『襲われる日本 アメリカ対日強硬戦略の読み方』東洋経済新報社 1994
  • 『マルチメディアで変わる政治の未来』NTT出版 1995
  • 『NTT最後の選択』講談社 1996
  • 『通信新時代の海図』日経BP社 1996
  • 『情報通信ビッグバン日本の戦略』時事通信社 1998
  • 『「図説」デジタル・ネット産業革命 ITで伸びる産業・勝つ企業』PHP研究所 2000
  • 『iモードの挑戦 モバイル・インターネットが世界を変える・日本を強くする』PHP研究所 2000

共編著・監修

[編集]
  • 『ジャパンロビー 日米経済関係の忍者たち・超大国アメリカを動かす法』古森義久共著 エール出版社 1980
  • クリントンの対日戦略 日本を標的としたアメリカの反撃』今村勝征共著 ダイヤモンド社 1993
  • 『クリントン新政権と日米関係』総監修 財界通信社 1993
  • 『情報通信リエンジニアリング』増沢孝吉共著 講談社 1994
  • 『ITビジネスモデル・日米ウォーズ』今村勝征共著 実業之日本社 2000
  • 『日本の情報システムリーダー50人 ビジネス戦略とIT活用の実例』監修 ソフトバンククリエイティブ 2006
  • 『成功への熱い思いを君に 早稲田大学公開講座より中継 起業家11人からのメッセージ』熊谷正寿共プロデュース かんき出版 2007
  • 『CIO学 IT経営戦略の未来』須藤修,工藤裕子,後藤玲子共編 東京大学出版会 2007
  • 『シルバーICT革命が超高齢社会を救う』岩崎尚子共著 毎日新聞社 2011
  • 『超高齢社会の未来IT立国日本の挑戦』岩﨑尚子共著 毎日新聞社 2014
  • 『2030年日本経済復活へのシナリオ 15人のリーダーが語る日本の未来』岩﨑尚子共著 毎日新聞出版 2018

翻訳

[編集]
  • ジム・ムーア『ビル・クリントン アメリカの変革、日本への挑戦』監訳 徳間書店 1992

脚注

[編集]
  1. ^ 『2030年日本経済復活へのシナリオ』著者紹介
  2. ^ 小尾敏夫教授略歴・業績リスト」『アジア太平洋討究』第32号、早稲田大学アジア太平洋研究センター、2018年3月、217-233頁、ISSN 1347-149XNAID 120006469951