小林久隆
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小林 久隆(こばやし ひさたか、1961年 - )はアメリカ合衆国で活躍する日本の医師。2022年4月、関西医科大学光免疫医学研究所長に就任した。11年間の臨床経験があり、放射線診断、核医学、消化器内視鏡の専門医でもある。
光免疫療法(近赤外光線免疫治療法)の研究開発により、3度のNIH Tech Transfer Awardを受賞。アメリカ国立がん研究所(NCI)では今世紀初の日本人テニュア主任研究員となる。第38回日本核医学賞等受賞。アメリカ化学会の雑誌をはじめ、欧米の7誌で編集委員を、複数の国際学会でプログラム委員を務める[1]。
略歴
[編集]- 1961年、兵庫県西宮市に生まれる。
- 灘中学校・高等学校を経て、1987年京都大学医学部医学科卒業。
- 1995年、京都大学大学院を修了。医学博士修得。アメリカ国立衛生研究所(NIH)臨床センターフェローに。
- 1998年、京都大学特任助手。
- 2001年、NCIおよびNIHシニアフェロー。
- 2004年、NCI分子イメージングプログラムで主任研究員として基礎研究開発部門を主導する。
- 2012年、バラク・オバマ大統領の一般教書演説で紹介される。日本政府の国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」として表彰される。
- 2014年、NIH長官賞を受賞。
- 2015年、頭頸部癌患者を対象にした臨床治験が米国で開始。
- 2018年3月、再発頭頸部癌患者を対象にした臨床治験が日本で開始[2]。
- 2022年4月、関西医科大学光免疫医学研究所長
著書
[編集]参照
[編集]外部リンク
[編集]- Hisataka Kobayashi, M.D., Ph.D.|米国立がん研究所(NCI)
- 近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療とは リンク切れ
- がん光免疫療法 将来、がんの8~9割の治療が可能に/確実に効果が期待できる仕組み――開発・治験の2氏に聞く|毎日新聞
- がん光免疫療法に関する計測技術について 米国国立がん研究所と共同研究契約を締結|島津製作所
- がん光免疫療法に関する記事|島津製作所
- 関西医科大学附属光免疫医学研究所ホームページ リンク切れ
- 関西医科大学附属光免疫医学研究所(関西医科大学公式ウェブサイト内)
- 小林久隆 特設サイト | がんを瞬時に破壊する 光免疫療法|光文社