小林好宏
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小林 好宏(こばやし よしひろ、1935年2月9日[1] - 2013年12月22日[2])は、日本の経済学者。経済学博士(北海道大学)。北海道大学名誉教授。元北海道武蔵女子短期大学学長。北海道生まれ。恩師は新川士郎。
来歴
[編集]1957年北海道大学経済学部卒業。1962年北海道大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。同年、山口大学経済学部専任講師。1965年北海道大学経済学部助教授。1977年同経済学部教授。1989年北海道大学評議員。1994年同経済学部長。1998年北海道大学停年退官。同名誉教授。札幌大学経営学部教授。2005年札幌大学退職。北海道武蔵女子短期大学学長。2009年(平成21年)北海道武蔵女子短期大学退職。公益財団法人はまなす財団理事長・一般財団法人北海道開発協会会長に就任。2013年、瑞宝中綬章受章[3][4]。
この他、ポートランド州立大学客員講師、カナダ・セントメリー大学客員講師、北海道総合開発委員会委員、北海道商工業振興審議会会長などを務めた。
研究領域
[編集]応用経済学や経済政策を専門とし、特に事故と安全の経済分析や芸術市場の経済分析、地域振興方策、観光と地域経済を研究した。
1988年には「ホワイトドーム会」の座長に就任し、のちに実現した札幌ドームの原型となる構想計画に関わった[5]。
主要著書
[編集]- 安部一成と共著『現代寡占経済論』(東洋経済新報社、1967年)
- 『寡占企業の行動分析』(春秋社、1971年初版・1976年改訂版)
- 三浦収と共編『現代経済学の政策論』(新評論、1980年)
- 川瀬雄也・酒井徹・松本源太郎と共著『近代経済学 : 理論と政策』(中央経済社、1986年)
- 『サービス化社会を読む眼-進むソフト経済の歪み』(中央経済社、1988年)
- 『現代がわかる経済学 : 社会問題に応える理論』(中央経済社、1989年)
- 『いま経済学に求められていること : 実感のない豊かさの現実』(中央経済社、1994年)
- 松本源太郎と共著『経済政策論』(中央経済社、1995年)
- 『サービス経済社会 : ソフト化がもたらす構造変化』(中央経済社、1999年)
- 『公共事業と環境問題』(中央経済社、2003年)
- 『パターナリズムと経済学』(星雲社、2005年)
- 佐藤馨一と共著『北海道開発の役割は終わったのか?』(北海道建設新聞社、2008年)
- 佐藤郁夫と共編『生活見なおし型観光とブランド形成 : 北海道&地域をビジネスにする』(北海道開発協会、2008年)
- 『北海道の経済と開発 : 論点と課題』(北海道大学出版会、2010年)
- 梶井祥子と共編『これからの選択ソーシャル・キャピタル : 地域に住むプライド』(北海道開発協会 、2011年)
参考文献
[編集]- 『経済学研究 47巻4号』(北海道大学、1998年)
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典2012~2014』(日外アソシエーツ、2015年)p.236
- ^ 小林好宏氏死去(北海道大学教授) 有名人の葬儀 2013年12月23日
- ^ 「秋の叙勲」『読売新聞』2013年11月3日朝刊
- ^ “平成25年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 8 (2013年11月3日). 2015年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月26日閲覧。
- ^ 磯崎忠夫『M&A戦争 売る球団 買う企業』プラネット出版、1989年、p54