小林富雄
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小林 富雄(こばやし とみお、1973年5月30日[1] - )は、日本の経営学者。日本女子大学家政学部家政経済学科教授。専門はフードシステム論、環境経営学、マーケティング論、ソーシャルマーケティング論。食品ロス問題、フードビジネスに詳しい。父は元富山県立大学教授の小林哲郎[2]、叔父は甲南大学元学長で経済学部名誉教授の森恒夫[3]、祖父は第19代九州帝国大学法文学部長(九州大学初代経済学部長)の森耕二郎。
経歴
[編集]富山県出身。2003年名古屋大学大学院生命農学研究科博士後期課程修了(博士(農学))。生鮮食品商社、民間シンクタンク、短大勤務、2015年名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程(短期履修コース)修了(博士(経済学))、愛知工業大学経営学部准教授、2017年同教授、2022年より現職。2010年から特定非営利活動法人ドギーバッグ普及委員会[4]顧問、2015年より理事長。この間、内閣府食品ロス削減推進会議委員、消費者庁食品ロス削減のための戦略企画会議委員、環境省中央環境審議会食品リサイクル専門委員会委員、名古屋市環境審議会委員、愛知県食の安全・安心推進協議会副会長などを務める。現在、日本流通学会[5]理事(兼中部部会長、企画委員)。
著書
[編集]単著
[編集]- 小林富雄(2023)『食品ロスの経済学 第4版』農林統計出版
- 小林富雄(2022)『食品ロスはなぜ減らないの?』岩波書店
- 小林富雄(2020)『増補改訂新版 食品ロスの経済学』農林統計出版
- Kobayashi, Tomio (2020) Economics of Food Loss and Waste, Agriculture and Forestry Statistics Publishing Inc.
- 小林富雄(2018)『改訂新版 食品ロスの経済学』農林統計出版
- 小林富雄(2015)『食品ロスの経済学』農林統計出版
- 小林富雄(2012)『飢餓と飽食のマーケティング』ブイツーソリューション
共著
[編集]- 佐藤順子編著(2018)『フードバンク-世界と日本の困窮者支援と食品ロス対策-』明石書店, 「第1章 世界の食品ロス対策とフードバンクの多様性」
- 小林哲郎編著(2003)『新訂 食料経済』中央法規、「第8章 食品廃棄物と資源循環型社会」
共編著
[編集]- 小林富雄・野見山敏雄編著(2019)『フードバンクの多様性とサプライチェーンの進化−食品寄付の海外動向と日本における課題−』筑波書房
監修
[編集]- 小林富雄監修(2020)『知ろう!減らそう!食品ロス』全3巻(①食品ロスってなんだろう?②食品ロスを減らすには③食べ物をすてない工夫 )小峰書店
出演
[編集]テレビ
[編集]- 2023年1月12日:NHK総合『ニュースウオッチ9』「物価高騰に対抗する秘策?無料で食品が手に入る“公共冷蔵庫”」
- 2022年12月16日:テレビ東京『ガイアの夜明け』常識を破る!異色のスーパー ~「食品ロス削減」に挑む~
- 2022年11月16日:テレビ東京『60秒で学べるNews』「食品業界の悪しき慣習「3分の1ルール」
- 2020年11月27日:NHK総合『ニュースウオッチ9』「生産者・飲食店 食品廃棄 どう減らす?」
- 2020年11月23日:TBS『Nスタ』『JNNニュース』「SDGsプロジェクト ”年間612万トン” 知恵で食品ロスを減らせ」
- 2020年5月18日:NHK総合「ニュースこまち(秋田県内)、5月21日:「おはよう東北(東北6県)」【苦境に立つ給食食材納入業者】
- 2019年6月9日:テレビ朝日「スーパーJチャンネル」今国会で新法も成立、「もったいない」をなくせ
- 2019年2月24日:読売テレビ そこまで言って委員会NP「フールジャパン!日本は本当にcoolなのか? 食べ物を粗末にするJAPAN」
- 2019年2月16日:NHK総合 おはよう日本「なぜ減らない?食品ロス」
- 2019年2月2日:読売テレビ ウェークアップ!ぷらす「恵方巻きを機に考える食品ロス問題」
- 2018年10月16日:日テレBS『深層NEWS』「“廃棄”食品を生かせ まだ食べられるのに… お得な新サービス続々」
- 2015年10月25日:NHK総合 サキどり「やればできる!"食品ロス"削減大作戦」
- 2013年11月25日:NHK総合 クローズアップ現代「このままでは“もったいない” ~動き出した食品ロス対策~」
ラジオ
[編集]- 2020年1月30日:NHKラジオ第一「三宅民夫のマイあさ!「三宅民夫の真剣勝負!」」
- 2018年2月7日:TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』「恵方巻きの大量廃棄問題。「食品ロス」を減らすには?」
雑誌
[編集]- 2023年1月18日:週刊FRIDAY「深刻なフードロス事情の救世主になるか 廃棄食品の山が飼料に再生されるまで」
- 2021年8月:FRaU8月号【SDGs特集】ニッポンの宿題「いま考えたい、フードロスのこと」
- 2021年2月14日:週刊SPA!「コロナでラーメン店の倒産は過去最多。飲食店主たちの悲鳴」
- 2020年11月23日号:日経ビジネス「食糧危機という勝機 ニッポンが救う人口100億人時代」
- 2020年6月4日:日経スタイル「頑張らないで食品ロスを減らす ドギーバッグも有効」
- 2019年11月29日:プレジデント PRESIDENT「食品ロスを減らすには「量」を売ってはいけない "消費者は神様"のままではダメだ」
- 2016年5月:柴田書店『専門料理』2016年5月号「突撃インタビュー やまけんが聞く」
ウェブサイト
[編集]- 2022年12月9日:Business Journal 「「SDGs謳い規格外品の野菜を流通→逆に農家を苦しめる」は本当?食品ロス問題考察」
- 2022年8月31日:貝印「野菜切りかた辞典」【監修】
- 2021年4月23日:@Living「「食品ロス」を削減するために私たちができることとは?」
- 2021年1月6日:Like U「最近よく聞くフードロスとはどんな問題?支援する方法やフードロス商品の通販など徹底解説」
- 2019年12月16日:『EMIRA』「特集:食品ロスからの脱出」
- 2018年10月16日:『GEMBA』「食品ロスを解決に導く、サプライチェーンの「コミュニケーション」とは」
- 2019年6月:『弁護士ドットコム』「食品ロス削減の「憲法」成立、消費者の意識は変われるか 小林富雄教授に聞く」
- 2017年11月:『弁護士ドットコム』「賞味期限、メーカーの逆襲か…食品ロスめぐり「年月日」から「年月」に変更、小売との暗闘」
脚注
[編集]- ^ “「小林 富雄」の記事一覧”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2020年7月18日閲覧。
- ^ “富山県立大学ニュース”. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “中国社会の近現代化とその経済政策”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “ドギーバッグ普及委員会について(DOGGY BAG)|食べ残しを持ち帰ろう!ドギーバッグ普及委員会”. mysite. 2020年7月18日閲覧。
- ^ “日本流通学会の組織 | 日本流通学会(JSDS)”. www.jsdis.org. 2020年7月18日閲覧。