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小池和彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小池 和彦こいけ かずひこ
生誕 1955年
居住 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
研究分野 肝臓学消化器病学内科学
研究機関 東京大学
出身校 東京大学
プロジェクト:人物伝
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小池 和彦(こいけ かずひこ、1955年 - )は、日本医学者、博士(医学)。専門は内科学消化器病学、肝臓学。東京大学大学院医学系研究科教授、一般社団法人日本内科学会理事長、一般社団法人日本肝臓学会理事長、一般財団法人日本消化器病学会理事長等を歴任。

肝臓病、消化器病の診療と研究に携わり、その研究業績は国際的に高い評価を受けている。特に、(1) B型肝炎における肝発癌機序の解明と治療、(2) C型肝炎における肝発癌機序の解明と治療、(3) C型肝炎の代謝性疾患としての同定と病態解明・治療、(4) 非B非C型肝癌、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の成因・病態の解明と治療に貢献した[1]

2010年より日本肝臓学会理事長(2018年まで)[2]、2013年より日本内科学会理事長(2016年まで)[3]、2019年より日本消化器病学会理事長(2023年まで)[4]、2023年より日本消化器関連学会機構(JDDW)理事長[5]を務める。

略歴

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受賞歴

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著作

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主な編著書は以下の通り[6]

  • ウイルス性肝炎の治療とケア 医学芸術社 2004
  • 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 南江堂 2005
  • 肝炎のインターフェロン治療 up to date 日本メディカルセンター 2008年
  • C型肝炎とNASH NASH診療 Best Approach 中外医学社2008年
  • C型肝炎におけるミトコンドリアシャペロン機能阻害を介した酸化ストレス過剰産生:HCVによる新しい病原性発現機序 第27回犬山シンポジウム記録集 2009年
  • HAV/HBV/HCVの重複感染 HIV感染症とAIDS 最新医学社 2010年
  • ウイルス性肝炎(A型、B型、C型、その他) 感染症専門医テキスト 日本感染症学会編 南江堂 2011年
  • 臨床消化器内科マニュアル 南江堂 2011年
  • 胆膵内視鏡治療 監修 羊土社 2012年
  • 消化器疾患の診断基準、病型分類、重症度の用い方. 日本メディカルセンター 2012年
  • 肝炎ウイルス カラー版消化器病学 西村書店 2013年
  • 肝臓専門医テキスト 刊行にあたって. 日本肝臓学会編 南江堂 2013年
  • 慢性肝炎、肝硬変の診療ガイド 日本肝臓学会編 文光堂 2013年
  • 動画で身につく肝疾患の基本手技 監修 羊土社 2013年
  • C型肝炎:ウイルス発見から25年で見えてきた疾患のしくみ 臨床消化器内科 2014年
  • 肝臓医のキモ 日本メディカルセンター 2014年
  • 肝臓と糖尿病の相関 医学のあゆみ 2014年
  • 消化器診療 30年と今後の展望 臨床消化器内科 2014年
  • 肥満とC型肝炎 肥満と消化器疾患(第2版) 金原出版 2015年
  • 消化器疾患 最新の治療2015-2016. 南江堂 2015年
  • ウイルス肝炎のすべて 医学のあゆみ 医歯薬出版社 2017
  • 国民病である肝炎・肝癌の病態解明と克服への歩み 日本内科学会雑誌 2017年
  • B型肝炎治療MEBIO 2018年
  • NASH2018 臨床消化器内科 2018年
  • ガイドラインに基づいた肝癌治療 臨床消化器内科 2018年
  • 消化器疾患 最新の治療2019-2020 南江堂 2019年
  • 消化器疾患 最新の治療 小池和彦、山本博徳、瀬戸泰之 編. 南江堂 2019年
  • 症例に基づいた肝炎・肝癌の病態解明と克服のための戦い 日本消化器病学会雑誌 2019年

脚注

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  1. ^ 東京大学消化器内科学教室”. 2015年6月30日閲覧。
  2. ^ 日本肝臓学会”. 2015年6月30日閲覧。
  3. ^ ベルツ賞 第31回~40回の受賞論文”. 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社. 2015年6月30日閲覧。
  4. ^ 日本医学会eNEWS”. 2020年12月22日閲覧。
  5. ^ 日本消化器病学会学術賞”. 2020年12月22日閲覧。
  6. ^ 国立国会図書館NDL-OPACによる検索結果より Archived 2002年10月2日, at Archive.is(2015年6月30日閲覧)

外部リンク

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