小浜の紋付祭り
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小浜の紋付祭り(おばまのもんつきまつり)は福島県二本松市小浜にある塩松神社の例大祭。
毎年10月のスポーツの日の前々日の土曜日、前日の日曜日に開催される。伝統200余年、反町(そりまち)・鳥居町(とりいまち)・藤町(ふじまち)・新町(にいまち)が4台の太鼓台を町内で曳き回す。また、夜間はこの太鼓台にそれぞれ250個余りの提灯をつけて町内を曳き回す。
正式名称は「塩松神社例大祭」だが、本祭りに関係者が紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)の正装をするところから「紋付祭り」と呼ばれている[注釈 1]。
同じ二本松藩内の同様な祭礼として、二本松提灯祭り、本宮市の安達太良神社(本宮明神)祭礼の太鼓台(北部先囃子、南部先囃子、東部太鼓台)、郡山市の安積国造神社(郡山八幡)祭礼、大玉村の玉ノ井神社の若桜会、町若連などがある。
歴史・概要
[編集]江戸時代塩松神社が藩の支配下にあった時、天明の飢饉の村内の復興のために、領主丹羽氏に、お金を献上して御紋章三箇所の使用と神輿渡御(みこしとぎょ)が許可され、寛政元年(1789年)から始まる。
曳き廻しスケジュール
[編集]- 1日目(土)宵祭り
- 昼の部 午後1時30分 - 午後4時00分 各町内字廻り
- 夜の部 午後7時00分 - 午後9時00分 各町内字廻り(提灯装着)
- 2日目(日)本祭り
- 午前7時00分 - 午後5時00分 御神輿渡御神事
- 午前7時50分 宮下集合(塩松神社)
- 午前8時45分 出発
- 午後1時頃 昼宿到着(休憩)
- 午後2時00分 宮下へ向け出発(塩松神社)
- 午後4時00分 御神輿宮入→万歳三唱(反町大世話人)
- 四町四つ角到着・万歳三唱(鳥居町大世話人)
- 連合提灯祭り 午後7時15分 - 午後10時00分
- 午後8時00分 四つ角集合・藤町へ向け出発
- 午後8時30分 藤町出発
- 午後9時00分 四つ角到着→万歳三唱(新町取締または藤町大世話人)→三本締(年番連合進退)
- 午後10時00分 解散
注釈
[編集]- ^ 紋付羽織袴で練り歩くのは本祭りの午前中のみ。