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小田学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小田 学(おだ まなぶ、1980年[1] - )は、日本の映画監督。埼玉県熊谷市出身[1]

人物

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2014年、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)で『ネオ桃太郎』がジェムストーン賞を受賞、PFFスカラシップ(奨学制度)によって初の長編映画『サイモン&タダタカシ』が撮影され2018年3月に公開[1]。 父は四郎。

生い立ち

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埼玉県熊谷市に生誕し、子供時代に映画に興味を示したということもなかった[1]。高校に進学するも、堅苦しさに違和感を感じほどなく中退して、定時制に入学し、改造車で通学する同級生にも馴染めなかったが、その学生時代の後半に映画の世界に触れることとなった[1]

各地のリゾート地でアルバイトする中、静岡県の白浜大浜海水浴場の海の家[2]で働いている時に、いかにもという感じでビーチパラソルの下で脚本を書く、自主映画を製作している男を発見し、その様になった姿に小田は心が惹かれた[1]。その人物と関わるうちに、小田は映画を見はじめ、自主映画の制作を手伝うようになり話の流れで[1]、「一緒に住んだら5万円の車をやるから映画学校に入れ」と言われ、日活芸術学院に入学[2]。卒業制作として短編「二人乗り」を制作し入賞することになる[1]。入賞をきっかけとして、まだ世に広まっていない作品と、その製作者からさらなる刺激を受け映像の制作に没頭していった[1]

20歳で東京を拠点とし映像製作と劇団に携わる[3]。地元に強い思い入れはないとは言うものの、心の中ではいつも地元が気になりそして愛着もあるという[3]

2006年に仲間と共に劇団「兄貴の子供」を立ち上げ、舞台演出も行い、2014年にぴあフィルムフェスティバル(PFF)で『ネオ桃太郎』がジェムストーン賞(日活賞[2])を受賞、第24回PFFスカラシップ作品として初の長編映画『サイモン&タダタカシ』が撮影され、2018年3月24日に公開された[1]伊丹十三のような、分かりやすく過剰に表現される演出を理想とする[1][2]

作品・経歴

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  • 『二人乗り』 - 2003年の卒業制作の短編は、小津安二郎記念蓼科高原映画祭・短編映画コンクールで入賞[1]
  • 『仲直り』2004年9分 - 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭[4]などで上映。
  • 『塩鮭』 - 2005年30分[2]第8回インディーズムービー・フェスティバルで準グランプリ[5]
  • 空き瓶』(デジタル岡山大百科) 2006年3分20秒。第22回徳島映像フェスティバル徳島県知事賞[6]
  • 二人』(Youtube・ビデオSALON) - 2012年、13分のコメディ。呼び出されたバイトの先輩に告白されると思ったが・・・[7]
  • 『ネオ桃太郎』 - 2014年20分、PFFジェムストーン賞受賞[2]。爆発シーンをやってみたいということから、イメージを膨らませて、コメディとなった[8]
  • 『わたしの王子』32分、2014年7月19日に公開された本作は、友情以上の思いをはせる女友達の二人の物語[9]
  • うどん屋の子』(旅もじゃ)2015年12分[10]地域PV[6] - 熊谷うどんのお店が舞台[3]
  • 家族になれたら』(Twitter・船橋屋) - 2017年1話2分間の全10話。ミオヤマザキの楽曲「愛されたいよ。」をテーマとしたTwitter上で展開されるドラマの第三弾として配信[11]
  • サイモン&タダタカシ』2018年1時間24分 - 第24回PFFスカラシップ作品。純愛、コメディ、ロードムービー、その他さまざまな要素を取り入れた作品。須賀健太阪本一樹が主演。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 藤井克郎 (2018年3月24日). “「車をあげよう」で映画学校に入った異色の才能「サイモン&タダタカシ」監督”. 産経. 2018年4月1日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 小林でび. “PFFアワード2014『ネオ桃太郎』”. PIA FILM FESTIVAL. 2018年4月1日閲覧。
  3. ^ a b c 地元熊谷市を舞台に、雪を待つ子どもと家族の物語を撮りたい”. FAAVO. 2018年4月1日閲覧。
  4. ^ 第13回映画祭 日本インディーズ短編集”. 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 (2004年). 2018年4月1日閲覧。
  5. ^ 第8回インディーズムービー・フェスティバル”. インディーズムービー・フェスティバル. 2018年4月1日閲覧。
  6. ^ a b 小田学”. 芸能プロダクションCLEO. 2018年4月1日閲覧。
  7. ^ 藤沢シネマ◎小田 学監督作品『二人』」『ビデオサロン』第2012巻第2号。 
  8. ^ 「ネオ桃太郎」小田学監督登場!@ブリリア ショートショート シアター”. SHORTSHORTS (2014年6月6日). 2018年4月1日閲覧。
  9. ^ わたしの王子”. GACHINKO Film. 2018年4月1日閲覧。
  10. ^ 第3回上映作品 うどん屋の子”. MKE映画祭. 2018年4月1日閲覧。
  11. ^ 来春『サイモン&タダタカシ』で長編デビューを飾る小田学監督が大抜擢!Twitter ドラマ第三弾「家族になれたら」が配信開始!”. cinefill (2017年11月12日). 2018年4月1日閲覧。

外部リンク

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