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小畑岩次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小畑 岩次郎(おばた いわじろう、1858年3月22日安政5年2月8日[1] - 1936年昭和11年)2月14日[2])は、明治から昭和初期の実業家政治家衆議院議員福井県遠敷郡松永村長。

経歴

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若狭国遠敷郡平野村[3]福井県[2]遠敷郡平野村、松永村[4]を経て現小浜市[3]平野)で、小畑多四郎の長男として生まれた[5][3]。1894年(明治27年)家督を相続した[5]。漢学、算術を修めた[5]

1876年(明治9年)敦賀県属となり地租改正を担当し、滋賀県でも担って1881年(明治14年)に退官[2][4][5]若狭国敦賀郡人民総代となり復県の誓願を行う[5]福井県属となり勧業事務を担当し、養蚕、製糸、羽二重製造を奨励した[2][4][5]。1890年(明治23年)農商務省に転じて大日本蚕糸会の設立に尽力し、同会幹事を務め、1894年(明治27年)に退官した[2][4][5][3]

1894年9月、第4回衆議院議員総選挙(福井県第4区、自由党)で当選し[3][6]、衆議院議員に1期在任した[2][4][3]。この間、敦賀港の拡張、小浜線の敷設に尽くした[3]。1901年(明治34年)農商務技師兼生糸検査所技師となり翌年に退官[2][4][5]。1904年(明治37年)松方幸次郎らと九州電気軌道(現西日本鉄道)の設立に参画し、同取締役を30余年務めた[2][4][5][3]

1922年(大正11年)から遠敷郡会議員、松永村長などを務めた[3]

国政選挙歴

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親族

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脚注

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  1. ^ 『人事興信録 5版』(人事興信所、1918年)を1頁
  2. ^ a b c d e f g h 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』222頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j 『福井県大百科事典』162-163頁。
  4. ^ a b c d e f g 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』85頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j 『財界二千五百人集』56頁。
  6. ^ a b c d 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』98頁。
  7. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』42頁。
  8. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』25頁。
  9. ^ 『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』65頁。

参考文献

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  • 『衆議院議員総選挙一覧 上巻』衆議院事務局、1915年。
  • 衆議院事務局編『衆議院議員総選挙一覧 自第7回至第13回』衆議院事務局、1918年。
  • 『財界二千五百人集』財界二千五百人集編纂部、1934年。
  • 『総選挙衆議院議員略歴 第1回乃至第20回』衆議院事務局、1940年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『福井県大百科事典』福井新聞社、1991年。