小笠原弘
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おがさわら ひろし 小笠原 弘 | |
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本名 | 小笠原 弘 |
別名義 |
小笠原 竜三郎(龍三郎)(旧芸名) 小笠原 省吾(旧芸名) |
生年月日 | 1927年5月20日 |
没年月日 | 2006年4月11日(78歳没) |
出身地 | 満洲国 奉天市[1] |
職業 | 俳優 |
活動期間 | 1951年 - 2006年 |
活動内容 | 映画・テレビドラマ |
小笠原 弘(おがさわら ひろし、1927年5月20日[2][3] - 2006年4月11日[3])は、日本の俳優。本名は同じ[2][注 1]。旧芸名は小笠原 竜三郎(おがさわら りゅうざぶろう、小笠原 龍三郎[4])[3]、小笠原 省吾[3]。
満洲国奉天市出身[3][1][注 2]。奉天第二中学校[3]、日本映画芸術学校卒業[3][5]。新東宝[2][4][6]、松竹[5][6]、日芸新社[6]、東京アーチストプロ[2]、天知プロダクション[2]を経て、エヌ・エー・シーに所属していた[2]。
来歴・人物
[編集]公務員を経て[4]、1951年、新東宝に入社し俳優デビュー[4]、二枚目男優として活躍。当初は小笠原弘名義で活動していたが、後に小笠原龍三郎に改名[4]。
1957年、松竹に移籍[5][注 3]。小笠原省吾に改名[6]。1961年にフリーとなり、芸名を小笠原弘に戻す[6]。映画、テレビ、舞台等で主に脇役として、時代劇では主に悪役として幅広く活躍した。
出演
[編集]映画
[編集]- 蟹工船(1953年)
- 一等女房と三等亭主(1953年)
- 潜水艦ろ号 未だ浮上せず(1954年)
- 日本敗れず(1954年)
- 軍神山本元帥と連合艦隊(1956年)
- やくざ非情史 血の盃 (1969年、日活)
- 女帝(1995年)
テレビドラマ
[編集]- 忍者部隊月光 第1話、第2話「潜行救出作戦 - 前篇、後篇 - 」(1964年、CX / 国際放映) - 天沼
- 特別機動捜査隊(NET / 東映)
- 第119話「満員電車」(1964年2月5日)
- 第191話「やくざ」(1965年6月23日)
- 第218話「小雪空」(1965年12月29日)
- 第254話「消えた妻」(1966年9月7日)
- 第313話「佐渡の踊子」(1966年10月25日)
- 第342話「女と宝石」(1968年5月15日)
- 第386話「涙の子守唄」(1969年3月19日)
- 第411話「アバンチュールの女」(1969年9月17日)
- 第449話「俺たちは流れ星同志」(1970年6月10日)
- 第505話「あるアイディア」(1971年7月17日)
- 第532話「裏町の女」(1972年1月12日)
- 第587話「雑草のような女」(1973年1月31日)
- 第606話「愛と憎しみの湖」(1973年6月13日)
- 第685話「暗黒街ひとりぼっち」(1974年12月18日)
- 三匹の侍 第4シリーズ 第10話「群狼」(1966年、CX) - 赤岩の金造
- ローンウルフ 一匹狼 第8話「傷だらけの報酬」(1967年、NTV / 東映)
- 素浪人 月影兵庫 第2シリーズ 第101話「見当違いもひどかった」(1968年、NET / 東映)
- 大岡越前 第1部 第25話「纏女房」(1970年、TBS / C.A.L) - 梶村織部
- 清水次郎長 第1話、第2話「若親分誕生」(1971年、CX / 東映 / タケワキプロ) - 佐吉
- 帰ってきたウルトラマン 第33話「怪獣使いと少年」(1971年、TBS / 円谷プロ) - 紳士
- 太陽にほえろ!(NTV / 東宝)
- 第19話「ライフルが叫ぶとき」(1972年) - 松山
- 第59話「生命の代償」(1973年) - 本庁二課刑事
- 第233話「狙撃」(1977年) - 遠藤行正(本庁外事課一係警部)
- 第250話「民芸店の女」(1977年) - 笠山浩一
- 第278話「刑事嫌い」(1977年) - 大東スーパー社長
- 第297話「ゴリ、爆走!」(1978年) - 南郷建設責任者
- 第316話「ある人生」(1978年) - 名東観光総務部長
- 第356話「制服を狙え!」(1979年) - 城東銀行矢追支店長
- 第384話「命」(1979年) - 佐久間の友人
- 第405話「時効」(1980年) - 矢追信用金庫店長
- 第652話「相続ゲーム」(1985年) - 山岸貴
- 緊急指令10-4・10-10 第24話「黒いサソリの恐怖」(1972年、NET / 円谷プロ) - 松山
- 魔人ハンター ミツルギ 第12話「サソリ軍団全滅作戦」(1973年、CX / 国際放映) - 土屋安斎守
- 非情のライセンス(NET / 東映)
- 伝七捕物帳 (NTV)
- 第11話「紅葉に消えた子守唄」(1973年)
- 第41話「殺しの投げ文」(1974年) - 和田十太夫
- 第94話「男ごころに十手が光る」(1975年) - 土佐守
- 雑居時代 第17話「母性本能刺激作戦」(1974年、NTV / ユニオン映画) - 部長
- 大江戸捜査網(12ch→TX / 三船プロ)
- 仮面ライダーシリーズ(MBS / 東映)
- 仮面ライダーX 第7話「恐怖の天才人間計画!」(1974年) - 大門寺博士
- 仮面ライダーストロンガー 第31話「ストロンガー大改造!!」(1975年) - 正木洋一郎 ※小笠原博とクレジット
- 仮面ライダースーパー1 第20話「君の家に! ドグマの電話が今夜鳴る」(1981年) - 東山所長
- 大都会 闘いの日々 第9話「解散」(1976年、NTV)
- 特捜最前線 (ANB / 東映)
- 第15話「目撃 ある人妻の証言」(1977年)
- 第314話「妻たちの犯罪日誌!」(1983年)
- 第346話「新春II 窓際警視の大逆転!」(1984年)
- 快傑ズバット 第26話「許せ! 我が子よ」(1977年、12ch) - ムッシュ神
- Gメンシリーズ(TBS / 東映→近藤照男プロ)
- 達磨大助事件帳(ANB / 前進座 / 国際放映)
- 第8話「仇討ち女だるま」(1977年) - 塚原十三郎
- 第27話「若いのろし」(1978年) - 山口筑前守
- 横溝正史シリーズII / 仮面舞踏会(1978年、MBS / 東宝)
- スターウルフ 第12話「惑星ミサイルに賭けた命」(1978年、YTV / 円谷プロ) - タルザー
- 暴れん坊将軍(ANB / 東映)
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 第26話「朝寝朝酒で出世した男」(1978年) - 須貝主水正
- 第39話「琉球渡来の甘い罠」(1978年) - 中里郷右衛門
- 第87話「八百万石を狙う凶弾」(1979年) - 石黒主膳
- 第152話「将軍と馬泥棒とガキ大将」(1981年) - 松倉備中守
- 第200話「泣き笑い大江戸三人娘」(1982年) - 中山内蔵助
- 暴れん坊将軍II
- 第121話「危機一髪! 美しき囮」(1985年) - 二階堂玄蕃
- 第137話「輝け! 初春の忍び恋」(1986年) - 本庄山城守
- 第178話「家康公の借金証文!?」(1986年) - 下条掃部太夫
- 暴れん坊将軍III
- 第24話「思わぬ遺産の目安箱」(1988年) - 内藤外記
- 第52話「め組に届けられた赤ん坊」(1989年) - 立花屋仙十郎
- 第67話「まさか!辰五郎が不倫!?」 (1989年) - 石川伊予守
- 第99話「女ふたり 許されぬ夢!」(1990年) - 倉沢土佐守
- 第122話「め組の半次郎、純情す!」(1990年) - 神崎四郎太夫
- 暴れん坊将軍IV
- 第14話「恋の細道、通りゃんせ!」(1991年) - 安宅法印
- 第29話「女大学! 亭主を男にする法」(1991年) - 木暮長門
- 第57話「恋いちど! にごりえの女」(1992年) - 土屋将監
- 暴れん坊将軍V
- 第12話「二人妻の用心棒」(1993年) - 大須賀監物
- 第31話「空を飛んだ米相場」(1993年) - 井坂主膳
- 第42話「木枯しも泣く迷子石」(1994年) - 高須屋治兵衛
- 暴れん坊将軍VI(1995年)
- 第15話「遠い昔の花嫁衣裳」 - 佐久間図書
- 第32話「男と女の夢舞台」 - 神尾外記
- 第39話「死を呼んだ悲願花」 - 八木沢頼母
- 暴れん坊将軍VII 第14話「尾張宗春の謀叛」(1996年) - 尾州屋市兵衛
- 吉宗評判記 暴れん坊将軍
- 大追跡 第18話「レディー・キラー」(1978年、NTV / 東宝)
- 西遊記シリーズ(NTV)
- 江戸の旋風シリーズ(CX / 東宝)
- 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV 第9話「生き返った大黒様」(1979年) - 早水
- 同心部屋御用帳 新・江戸の旋風 第4話「唐丸籠破り」(1980年) - 大野茂十郎
- 遠山の金さん 第2シリーズ 第6話「桜吹雪に廻るこま」(1979年、ANB/東映) - 伊奈山右近
- 恐竜戦隊コセイドン 第49話「人間大砲コセイダー 大漂流」(1979年、12ch / 円谷プロ) - 科学技術庁長官
- 大空港 (1979年、CX / 松竹)
- 第34話「復讐の大追撃! TOKYOコネクション1979」 - 吉岡
- 第68話「報復の弾道が闇を裂く!頂上作戦・地獄の綱渡り」 - 中央画廊社長・望月栄
- 江戸の激斗 第8話「宿場の対決」(1979年、CX / 東宝) - 榊原
- メガロマン 第18話「怪獣が街を消した!」(1979年、CX / 東宝) - 国防軍参謀
- 新五捕物帳 第68話「見習同心の傷跡」(1979年、NTV / ユニオン映画) - 西国屋茂助
- 長七郎天下ご免! 第6話「天晴れ! へぼ同心初手柄」(1979年、ANB / 東映) - 宇田道之助
- 噂の刑事トミーとマツ 第1シリーズ 第6話「トミーにっこり、マツが死ぬ」(1979年、TBS) - 警視庁警官
- そば屋梅吉捕物帳 第20話「闇に笑うけしの花」(1980年、12ch / 国際放映) - 西脇
- 大激闘マッドポリス'80 第11話「爆殺マシーン」(1980年、NTV / 東映) - 仙波三郎
- 桃太郎侍 (NTV / 東映)
- 第199話「親子を取り持つ一ツ毬」(1980年) - 小森内膳
- 第227話「身替り代は高すぎた」(1981年) - 石川豊後守
- ザ・ハングマンシリーズ(ABC / 松竹)
- 旅がらす事件帖 第24話「親子しぐれ油地獄」(1981年、KTV / 国際放映) - 稲葉左膳
- 闇を斬れ 第20話「本日鬼退治の日にて候」(1981年、KTV / 松竹) - 灘屋
- 必殺シリーズ(ABC / 松竹)
- 新・必殺仕事人 第37話「主水女の節句に遠慮する」(1982年) - 車坂の庄吉
- 必殺スペシャル・新春 せんりつ誘拐される、主水どうする? 江戸政界の黒幕と対決!純金のカラクリ座敷(1992年) - 脇坂美濃守
- 宇宙刑事ギャバン 第40話「死の谷の大決戦 君も宇宙刑事だ!」(1983年、ANB / 東映) - 清水博士
- 右門捕物帖 第15話「伝六の初恋」(1983年、NTV / ユニオン映画)
- 科学戦隊ダイナマン 第11話「魚が人間を襲う日」(1983年、ANB / 東映) - マリンランドの所長
- 眠狂四郎円月殺法 第15話「ふたり狂四郎木枯し魔風剣」(1983年、TX) - 藤江権十郎
- 西部警察 PART-III(1984年、ANB / 石原プロ)
- 第55話「80通の脅迫状」 - 中林
- 第61話「幻のチェッカーフラッグ」 - F2レーシング監督
- 水戸黄門(TBS / C.A.L)
- 第16部 第22話「欲望渦巻く悪鬼の砦 -糸魚川-」(1986年) - 小野寺兵庫
- 第21部(1992年)
- 第2話「陰謀暴いた風車 -高山-」 - 伊奈半左衛門
- 第16話「怨念渦巻く船幽霊 -今治-」 - 岡野清左衛門
- 第22部
- 第20話「酔いどれ十手が悪を断つ -小倉-」(1993年) - 大槻武太夫
- 第34話「大黒様を笑わせた男 -日光-」(1994年) - 前田綱紀
- 第23部 第7話「偽りの武士道 -上田-」(1994年) - 柴田民部
- 第24部 第2話「狙われた箱根の献上湯 -箱根-」(1995年) - 小竹清右衛門
- 第25部 第12話「夢を咲かせた大谷焼 -鳴門-」(1997年) - 松浦宇右衛門
- 第26部 第1話「伊賀への旅立ち -伊賀上野-」(1998年) - 安西篤之亮
- 土曜ワイド劇場 / 西村京太郎トラベルミステリー 第10作「L特急『雷鳥九号』殺人事件」(1987年、ANB / 東映) - 瀬能久大郎
- 火曜サスペンス劇場「原子炉の蟹」(1987年、NTV/ 東宝) - 藤平武彦
- 若大将天下ご免! 第22話「純情手裏剣、鬼ごろし!」(1987年、ANB / 東映) - 榎田左近
- 三匹が斬る!シリーズ(ANB / 東映)
- 年末時代劇スペシャル / 奇兵隊(1989年) - 毛利敬親
- ゴリラ・警視庁捜査第8班 第5話「ニトロ・トラック」(1989年、ANB / 石原プロ)
- 名奉行 遠山の金さん(ANB / 東映)
- 将軍家光忍び旅(ANB / 東映)
- 将軍家光忍び旅 第3話「日陰に咲くか夫婦武士道」(1990年) - 目黒征之助
- 第将軍家光忍び旅II 第14話「名馬危うし!望月牧場の黒い罠」(1993年) - 長兵衛
- 八百八町夢日記 第2シリーズ 第5話「男泣き、別れ町」(1991年、NTV / ユニオン映画) - 近江屋
- 12時間超ワイドドラマ / 天下の副将軍水戸光圀 徳川御三家の激闘(1992年、TX) - 徳川義直
- 闇を斬る!大江戸犯科帳 第7話「危うし北町奉行!」(1993年、NTV / ユニオン映画) - 磯上
- 南町奉行事件帖 怒れ!求馬II 第85話「変装大作戦」(1999年、TBS / C.A.L) - 宗方頼母
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “小笠原弘 - 略歴・フィルモグラフィー”. KINENOTE. キネマ旬報社. 2018年1月12日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 『日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、36頁。
- ^ a b c d e f g 新撰 芸能人物事典 明治〜平成. “小笠原 弘”. コトバンク. 2020年1月23日閲覧。
- ^ a b c d e f 長嶋書房編集部 編『映画の手帖』長嶋書房、1957年、176頁。
- ^ a b c 『日本映画人大鑑』キネマ旬報社、1959年、107頁。
- ^ a b c d e f 『タレント名鑑NO1』芸能春秋社、1962年、20頁。
外部リンク
[編集]- 小笠原弘 - 日本映画データベース
- 小笠原弘 - allcinema
- 小笠原弘 - KINENOTE
- Hiroshi Ogasawara - IMDb
- 小笠原弘 - テレビドラマデータベース