小笠原欣幸
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人物情報 | |
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生誕 | 1958年3月(66歳) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 一橋大学 |
学問 | |
研究機関 |
東京外国語大学 国立政治大学(台湾) 国立清華大学(台湾) |
小笠原 欣幸(おがさわら よしゆき、1958年3月 - )は、日本の政治学者。東京外国語大学名誉教授、台湾国立清華大学栄誉講座教授[1]。
学位は社会学博士(一橋大学)。専門は比較政治学、台湾政治研究で、日本台湾学会理事等も歴任[2]。樫山純三賞、アジア・太平洋賞、外務大臣表彰を受賞。
研究生活をイギリス政治思想史研究から始めた後、台湾研究に転向。専門は台湾のエスニシティ問題や選挙など。
経歴
[編集]1981年、一橋大学社会学部卒業。1983年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。1986年、論題「ハロルド・ラスキの『同意による革命』論研究」で一橋大学から社会学博士を授与され、博士課程を修了。審査員は指導教官の都築忠七のほか[3]、田中浩、加藤哲郎[4]。
1991年、東京外国語大学外国語学部講師。1994年、同助教授。同年より中国語学習と台湾研究を開始[1]。1999年から2000年、台湾国立政治大学中山研究所(国家発展研究所)客員研究員[5][6][7][8]。2004年、東京外国語大学大学院地域文化研究科助教授。2007年、東京外国語大学特命事項担当室准教授。2013年4月、東京外国語大学総合国際学研究院准教授(国際社会部門・地域研究系)。2020年、同教授。2023年3月、東京外国語大学を定年退職し、同名誉教授。2024年9月、国立清華大学栄誉講座教授。
受賞
[編集]著書
[編集]単著
[編集]共著
[編集]- 『イギリス社会主義思想史』(三省堂、1986年)
- 『陳水扁再選 : 台湾総統選挙と第二期陳政権の課題』(日本貿易振興機構アジア経済研究所、2004年)
- 『ポスト民主化期の台湾政治 : 陳水扁政権の8年』(日本貿易振興機構アジア経済研究所、2010年)
- 『膨張する中国の対外関係 : パクス・シニカと周辺国』(勁草書房、2010年)
- 『馬英九再選 : 2012年台湾総統選挙の結果とその影響』(日本貿易振興機構アジア経済研究所、2012年)
- 『現代台湾政治を読み解く』(研文出版、2014年)
- 『主要国の対中認識・政策の分析』(日本国際問題研究所、2015年)
- 『現代台湾の政治経済と中台関係』(晃洋書房、2018年)
- 『蔡英文再選 : 2020年台湾総統選挙と第2期蔡政権の課題』(日本貿易振興機構アジア経済研究所、2020年)
翻訳
[編集]- アンドリュー・ギャンブル『イギリス衰退100年史』(都築忠七共訳、みすず書房,1987年)
- アンドリュー・ギャンブル『自由経済と強い国家――サッチャリズムの政治学』(みすず書房,1990年)
- アンドリュー・ギャンブル『資本主義の妖怪――金融危機と景気後退の政治学』(みすず書房, 2009年)
脚注
[編集]- ^ a b c 劉彦甫 (2024年10月3日). “日本人学者、台湾で「選挙の神様」になった理由”. 東洋経済オンライン. 2024年10月8日閲覧。
- ^ 「日本台湾学会第10期前期運営組織」日本台湾学会
- ^ 「昭和57年度 学位授与・単位修得論文一覧」一橋大学
- ^ 「博士論文要旨および審査要旨(天児慧・小笠原欣幸・西村可明)」一橋論叢
- ^ 「台湾行政院長交代を読み解く 小笠原欣幸(東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授)」日本李登輝友の会
- ^ 「台湾総統選総統に蔡氏 小笠原欣幸・東京外大准教授(台湾政治)の話」毎日新聞2016年1月17日
- ^ 「「台湾総統選を読み解く」 小笠原欣幸 東京外国語大学准教授」日本記者クラブ
- ^ 「馬英九・国民党の敗北と中国要因小笠原欣幸 東京外国語大学大学院准教授(台湾政治)」朝日新聞
- ^ 【受賞】『台湾総統選挙』樫山純三賞 学術書賞!株式会社晃洋書房
- ^ 【受賞】『台湾総統選挙』 アジア・太平洋賞 特別賞!株式会社晃洋書房
- ^ “令和6年度外務大臣表彰 新着情報 | 公益財団法人日本台湾交流協会”. www.koryu.or.jp. 2024年10月8日閲覧。