小説宝石新人賞
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小説宝石新人賞(しょうせつほうせきしんじんしょう)は、光文社発行の小説誌『小説宝石』が主催する公募型の新人文学賞である[1]。2007年から実施されている[2][3]。作品のジャンルは問わず、400字詰め原稿用紙換算で50枚から100枚の短編を募集している[4]。受賞作は『小説宝石』に掲載され、受賞者には賞金50万円が授与される[4]。最終選考の様子を対談として、『小説宝石』内に掲載している。第11回の実施をもって休止となる[5]。『小説宝石』主催の賞には他に、エンタテインメント小説大賞(1978年 - 1987年)がある[5]。
受賞作一覧
[編集]年は発表年。特記がなければ、初刊は光文社、文庫は光文社文庫刊。
回(年) | 応募数 | 賞 | 受賞作 | 著者 | 初刊 | 文庫化 |
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第1回(2007年) | 1265編 | 受賞 | 「草葉の陰で見つけたもの」 | 大田十折[注 1] | 2008年6月 | |
第2回(2008年) | 1291編 | 受賞 | 「素見」 | 中島要 | 2011年6月 | 2014年5月 |
第3回(2009年) | 1150編 | 受賞 | 「梅と鶯」 | 折口真喜子[注 2] | 2012年10月 | 2017年2月 |
「父と私と結婚と」[注 3] | 渡辺淳子 | 2011年4月 | 2014年4月 | |||
第4回(2010年) | 1297編 | 受賞 | 「アッティラ!」 | 籾山市太郎 | 2011年11月 | 2015年1月 |
第5回(2011年) | 1198編 | 受賞 | 「じゅうごの夜」 | 佐久間直樹 | ||
第6回(2012年) | 1179編 | 受賞 | 「雨宿り」 | 宮本紀子 | 2014年3月 | 2017年8月 |
第7回(2013年) | 998編 | 受賞 | 「敬語で旅する四人の男」 | 麻宮ゆり子 | 2014年7月 | 2016年11月 |
第8回(2014年) | 911編 | 受賞作なし | ||||
優秀作 | 「カプセルフィッシュ」 | 大西智子 | 2015年9月 | |||
第9回(2015年) | 948編 | 受賞 | 「ふざけろよ」[注 4] | くぼ田あずさ | ||
第10回(2016年) | 973編 | 受賞 | 「ぞぞのむこ」[6] | 井上宮 | ||
第11回(2017年) | 999編 | 受賞 | 「ウミガメみたいに飛んでみな」 | 木村椅子 | ||
「ユズとレモン、だけどライム」 | 本山聖子 |
歴代選考委員
[編集]- 第1,2回 - 奥田英朗、角田光代
- 第3回 - 角田光代、藤沢周
- 第4,5回 - 藤沢周、三浦しをん
- 第6回 - 三浦しをん、朱川湊人
- 第7,8回 - 朱川湊人、唯川恵
- 第9,10回 - 唯川恵、山本一力
- 第11回 - 山本一力、恩田陸
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 小説宝石新人賞 - 公式サイト