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小野神社 (南国市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小野神社

社殿
所在地 高知県南国市岡豊町小蓮1189
位置 北緯33度35分54.43秒 東経133度36分40.61秒 / 北緯33.5984528度 東経133.6112806度 / 33.5984528; 133.6112806 (小野神社)座標: 北緯33度35分54.43秒 東経133度36分40.61秒 / 北緯33.5984528度 東経133.6112806度 / 33.5984528; 133.6112806 (小野神社)
主祭神 天足彦国押人命
社格 式内社(小)
村社
創建 不詳
例祭 8月7日[1]
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鳥居

小野神社(おのじんじゃ)は、高知県南国市岡豊町小蓮にある神社式内社で、旧社格村社

祭神

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祭神は次の1柱[2]

歴史

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創建は不詳[2]。伝承では、当地に来住した小野氏一族がその祖先神を祀ったことに始まるという[2]。ただし、社名の「小野」は小野氏ではなく地名より生じたものとする説もある[2]。なお、当社周辺には小蓮古墳を始めとする多くの古墳が分布する[2]

延長5年(927年)成立の『延喜式神名帳では土佐国長岡郡に「小野神社」と見え、これは当社に比定される[2]

中世には現鎮座地の丘陵に小野城が築かれており、長宗我部元親の二男香川親和が香川家衰退に伴って帰国した際には、その小野古城を与えられたと伝わる[2]。『南路志』等の中世・近世史料では、境内合祭の豊岡大明神と混同して「豊岡大明神」とする記載も見られる[2]

明治5年(1872年)、近代社格制度において村社に列した[2]

摂末社

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  • 若宮神社
  • 佐波為神社

史跡

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脚注

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  1. ^ 元来の祭日は7月9日と10月7日であるともいう (小野神社(式内社) & 1987年)。
  2. ^ a b c d e f g h i 小野神社(式内社) & 1987年.
  3. ^ 『なんこく歴史散歩』第58回”. 広報(高知県南国市) (2017年11月1日). 2020年10月1日閲覧。

参考文献

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  • 「小野神社」『日本歴史地名大系 40 高知県の地名』平凡社、1983年。ISBN 978-4582490404 
  • 山本大 著「小野神社」、式内社研究会 編『式内社調査報告 第9巻』皇學館大学出版部、1987年。